第2話【永野修身《ナガノオサミ》】

太平洋戦争大東亜戦争開戦時の軍令部総長であった提督。

山本五十六連合艦隊司令長官の人物評によって『永野さんは自分が天才と思い込んでいる人だから』等あまり芳しくない評価の為に後世に好印象を持たれにくい人物であろう。

海軍兵学校校長時代は個々人の独自性を重視した教育方針を採用し、卒業生の中から優秀な指揮官を輩出した。

後に兵学校校長となる井上成美イノウエシゲヨシによって『兵学校はいち早く現場で活躍出来る指揮官の養成の場である』というニュアンスの方針に切り替わる事になった。

山本同様に対米戦における国力の差は認識しており、だからこそ山本の推し進める真珠湾攻撃の様な投機的博打行為に賛同しがたかったと思われる。

結果として大日本帝国は敗戦し、永野も戦犯として裁かれる身となるが拘留中に病没した。


一般的な印象よりも調べたら好印象だった人物であった。

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