解説 キングゥ

 今回はキングゥについて解説します。

 ティアマト神の子供であり、第二の夫とされ、ティアマト女神が神々に反旗を翻した際、軍団の司令官に任命されます。

 が、最初は善戦するもあっさりと戦意喪失したり、捕らえられた後で処刑されたりとかなり不遇な扱いです。

 なお、その体は人類創造の材料とされています。ほんとに悲惨ですね。

 ちなみに彼の名前の意味は未熟な労働者という意味です。

 本来のメソポタミア神話では、人間は神々の代わりに働くために創造されたとするので、人間の材料となった存在の名前としては皮肉ながらもふさわしいかもしれません。

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