第34話
そうして再戦し、僕が完膚なきまでにこてんぱんにされたのは言うまでもない。
とても悔しかったし、やってられなかったけど、お姉さんが嬉しそうにしていたのでまぁよしとする。
そうして上機嫌になったお姉さんは、僕をよく分からない煌びやかな公衆電話みたいな場所へと連れ込んだ。
得体の知れないそれに僕は及び腰だったけれど、お姉さんが記念にどうしてもと言って聞かないため、渋々中に入った。
中はより一層煌びやかだ。
お姉さん曰く、この機械の名前は【プリクラ】というらしい。
クラスの女の子達が話していたのを聞いたような聞かないような。
曖昧な記憶があるだけで、未だにこの機械が何のためにあるのかは分からないままだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます