第陸幕 会議

 どうも!いつもニコニコあなたの背後に這いよるナレーt「おい・・・あまり怒られそうなことすなよ?」すみません!サー!

 えー改めまして、毎度おなじみ天の声です。最近某這いよる混沌さんのアニメを見たのでつい、まねてしまいました☆

 ?今回はなんだかテンションが高いと思いましたか?いやー先ほども言った通りアニメを見るためにオールしまくって現在、深夜テンションのような状態になっております!


「おーい、そのテンションの使い方は若者語だぞー。お前そんな若くないだr‥‥‥。」


シャラップ!心はいつでも若く、そして私はまだピッチピチですよ!失礼ですね。

 それでは!第陸話、スッターーーートッ!!!






















 三月某日、その日武士校の職員たちが今年の入試の結果を見て、受験の合否を決める会議をしていた。

 その中で、とある一人の生徒に対してかなり決めあぐねているような状態である。


「どうしましょう、彼‥‥‥。」


「‥‥‥そうだね、正直彼の実力は学生どころか平均的な【侍】の実力の域を逸脱している。」


「今この場にはいませぬが刀川氏の話によれば、彼はSランクのブラックライセンスを所持しているとのことにござる。ライセンスの現物も見たとのことでござる。」


「それにもう一つ、彼、荒神あらがみあきらくんは小学生のころから【武者】をしていたようです。」


 まあ、お察しの通りアキラなのである。職員たちは彼の異様な経歴と能力に対して、どういった結果を出せばよいのか迷っているのである。


「ただ、以上に強いだけならば首席入学させればいいだけの話だが‥‥‥。」


「小学生から【武者】をしていたともなれば少なくとも三年さすがにないでしょうが、長くて九年の実戦経験を積んでいる。更には、Sランクにまで上がっている。」


「完全実力主義な以上いくら子供でもあの・・系統の依頼を受けたことがあるはず。」


「直接コミュニケーションをとった刀川講師だけでなく湊講師の話にもよると年齢不相応の実力を持っているにもかかわらずあまり驕った性格をしていないそうです。」


「人格的な問題もあまりないときた。これは、ある意味入学させるべきか困りますな‥‥‥。」


「‥‥‥そういえば今、指導者の人でがかなり不足していましたね。」


 その時、目を閉じて静かに教員たちの話声を聞いていた若い女性。

 国立武士道高等専門学校京都支部支部長神無月かんなづきみちる

 齢二十歳という若さで第弐階級の【侍】となり、四七ある武士校の支部長つまりは学校長になった。

 支部長とは、【侍】達の活動を管理する上でのトップである理事会への伝令役であり有事の際の作戦の司令塔や下級の【侍】では対処不可能な事態への対応等もおこなう。一部隊の大隊長クラスの権限も持っており、四七剣聖やその中で一〇大武神、五拳や三大刀匠 etc.

 他所多様な呼ばれ方をしたりもするが、まあ何が言いたいかといえば兎に角強かったり、ヤバイ技術を持た人達でもあるということですね。称号等に関しても物語と関係あったりなかったr、ゴフッ⁉殴=(^ω^#)‥‥‥‥‥‥


「確かに、月一で共有される各支部の資料にも何処も生徒の育成に回せるほどの実力を持った【侍】が不足している、とありますね。」


「京都支部も例外ではありません。」


「‥‥‥まさか、ミチル氏‥‥‥彼を武士校の講師にするのでござるか?」


「まあ、そうですね。」


「ですが、まだ【侍】でもありませんしまだ未成年ですよ?」


「階級の授与と昇級降格は基本的にすべて支部長の私に委任されてます。一時的に高い階級を与えるという、特例も複数存在しています。彼に【特別陸級】の階級を与えれば、生徒兼特別講師として我が校に迎え入れることができます。」


「それなら、問題なさそうですけども。」


「それに、正直今の人手不足のさなか猫の手も借りたい状況なのは事実ですから、普段は学生として生活してもらい、実践授業だけ臨時講師をさせてみるのはどうでしょうか?」


「うん‥‥‥俺もいい考えだと思うが、そうなる場合どういった枠で入学させるんだ?」


「ん?普通に首席入学でよいのではないのではござらんか?」


「いや、さっきも言ったが、ただ強いそれだけ・・・・ならば確かに首席か次席にすればいいだけの話だ。」


「だが、彼の経歴が異常すぎる上に彼の所属流派もかなり特殊だ。」


「特殊…でござるか?」


「ああ、彼の所属流派は特別有名というわけでも門下生が多いというわけでもないんだがな‥‥‥なんというか‥‥‥。」


「ものすごく、言葉に困っているでござるな。」


「実際言葉にするのは難しいものなんですよ。過去に私も共闘したことがあって話を聞いたこともあるんですけども‥‥‥どうにもオカルト的といいますか‥‥‥。」


「あのぅ‥‥‥今は、荒神君の流派について語ることではないと思うのですけど‥‥‥。」


「‥‥‥そうでしたね。」


「結局どうするのでござるか?」


『‥‥‥。』


「‥‥‥ド直球に聞きますが、あーだこーだ考えずに彼を生徒兼特別講師として入学させますか?」


「まあ‥‥‥。」


「そういわれると‥‥‥。」


「学校全体の戦闘面に関する能力も底上げされそうですし‥‥‥。」


「個人的には、面白そうなのでいいと思うでござる。」


「こう聞くと反対意見はなさそうですし‥‥‥決定ですね?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る