白を好きな黒たちの赤

犬怪寅日子

『more more 4月号』

7月にデビュー五周年を迎えるIntense*Toneリーダー緑間葉子が登場!

メンバー7人がシュチュエーションを考えた撮り下ろしグラビアに加え、たっぷり1万文字のインタビューで5周年をお祝い!


――デビュー5周年おめでとうございます

ありがとうございます。みなさんのおかげと私のリーダーっぷりのおかげで迎えられた5周年です


――そうだね(笑)この5年は長かった? 短かった?

うーん。どうだろう。ほどほど? いつの間にかだったような気もするし、まだそんなもんかあって感じもするし。でも結成してデビューするまでの1年のが長く感じたかも


――グループ結成時にはもうベテランだったよね?

いや、ギリ高校生だったからね。そこ大事だから。まぁでも私と青野はベテランにはいってたのか。うちのメンバーは歴でいうとそれぞれ特殊だし、芸能活動っていうことでいえば桃なんか産まれたときからだろうし、ユーカリのふたりは言わずもがなだから特別ベテランって感じはしなかった。入所してすぐだったすみれからしたらそりゃ大ベテランだったろうけど


――結構衝撃的なグループ結成だったと思うけれど、自分ではどうだった?

絶対わたしたちのほうが衝撃受けてたと思う(笑)それまで青野と苺とは同じグループみたいなまとまりで活動してたけど、年下組とはほとんど接点なかったし。急に事務所に呼ばれて「お前らグループになったから!」っていわれて、意味がわからなかった。でもその週末にすぐ地方でライブで、びっくりの余韻に全然ひたれなかったんだよね。振り合わせなきゃとか、MC誰が回すとか、考えること多くて。ていうか考えてたのはぜんぶ青野だけど。わたしは考えてるふりに忙しかった


――あたらしいグループの結成、正直デビューだと思ったんじゃない?

もしかして、みたいな雰囲気はあったけど、あのときはもう高校生で、当時活動してたグループはものすごく好きだったけど、自分が前に出てっていう情熱もなかったから、そろそろ辞めようかなって思ってたんだよね。だから正直な気持ちでいうとデビューだったら困るなあって。ただグループ名も発表されちゃってたし、ファンの反応もすごかったし、ここでやめたら年下組にも迷惑かけるし、とか考えているうちに渦に飲み込まれて今に至る


――芸名もその時に発表されたんだよね

そうそう。公式グループ結成したら芸名つけられるっていうの、先輩たち見て知ってたけど、すごい不思議だった。ずっと慣れなかったし。自分もだけど、周りの名前が覚えられなくて振付師さんにめちゃくちゃ怒られた。仕方なくない? あのころ週末はずっと地方巡業だったし、平日は学校行ったあとレッスンで、普通に学校の試験とかもあったし。でも結局、ほんとうにずーっとメンバーと一緒にいたから、名前はすぐに慣れちゃった。今はもう本名のほうが変な感じする


――リーダーが決まったのもそのころ?

デビューが発表されるちょっと前くらいかな? みんな青野がやると思ってたし、ずっと青野がリーダー業やってたのに夕陽と花梨が面白がって、年長者であっちむいてホイ対決して決めようとかって。本当にいやだったよ。人の上に立ちたくないし、まとめたくないし、注意するのも苦手だし。でも青野が本当に、世界で一番くらいにあっちむいてホイが弱すぎて


――青ちゃんとは同期だよね? 昔と今で関係性は変わった?

まったく変わらない。青野とは出会ったときからなにも変わってない。オーディションから一緒だし、はじめて話しかけたのも青野だったけど、その時から変わってないね。関係性がどう、とかいうことを考えたことがない。グループ結成のときも青野はいろんなことで大変そうだったけど、とくに心配もしなかったし、相談されるとかもなかった。お互いただずっと一番近くにいるってだけの存在。それは一生変わらないと思う


――苺ちゃんについてはどう?

 んー、一番変わったのは苺かもしれない。苺は

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