2018年10月20日
私は吸血鬼であり、そのことを隠して過ごしている。ある日、友人たちと小さな町を訪れる。町では失踪や殺人が頻発しているらしい。私は自分たちが泊まっている施設の娘がその犯人だと知る。彼女も吸血鬼である。娘から狩りの誘いを受け、私は犯罪の片棒を担ぐことになる。
しばらくして、町の有力者の死体が自宅で見つかる。娘の仕業だ。町は有力者の死の話で持ちきりになり、私は肩身の狭い思いをするが娘はどこ吹く風である。友人たちが事件の話をしている横で、私はテレパシーを使って娘に町を出ようと持ちかける。しかし娘は絶対にバレやしないとせせら笑う。
私は小さな食料品店で菓子パンと飲料を買う。その店は魚を捌く台で会計をするらしく、私が近づくとお爺さんが台から仕事道具を取り除け、お婆さんが会計をしようとやってくる。しかしお婆さんは小銭を上手く扱えないため、見かねたおばさんがお婆さんの代わりにおつりをくれる。
表に出ると、なにやら人だかりができている。町の自警団と友人たちが揉めている。面倒に巻き込まれたくなかったので、私はそそくさとその場を離れようとしたが、自警団の一人に見咎められる。彼らは私と娘が人々を襲っていることに気づいていたのだ。私は自警団の攻撃を必死によけ彼らの何人かに反撃した。これで知り合いにも私の正体が知られた。
私は施設に行って娘を探すがどこにもいない。彼女が逃げ切れたのか捕まって殺されたのか、わからないままだ。
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