第185話 ダンジョン外の変化

ダンジョン内のゲートの中で俺とマンジュウさんが、魔石の増えない方法を調べていてダンジョンに戻ったら兵士が全員消えていた。

ダンジョンの外の森で待機していた兵士から聞いたら、誰もダンジョンから出て来なかったそうだ。


ダンジョン内に俺が造ったオリハルコンの部屋や兵士の荷物は残っていた。


マンジュウさん

「ダンジョンに居た兵士さん達は、私達のゲートからの帰りが遅いので探してる?は無いか」


『全員で探すなんて事はしないだろうし、ゲートを探すなら俺達が入ったゲートからだろうし会わないとおかしいよ』


マンジュウさん

「ですよねぇ」


ダンジョンの外で兵士達へプロトマト国との、話し合いの状況や今後を指示する。

プロトマト国は俺の要求を、全面的に受け入れてくれたみたいだ。

食料と日本人をルーガ帝国へ輸送する護衛を、ダンジョン外で待機してる兵士に任せる。


『ごめんマンジュウさん、プロトマト国が日本人の移送を開始するみたいで、兵士と一緒にルーガ帝国への移送に付いて行って貰える?』


マンジュウさん

「大丈夫です、任せて下さい。魔力も前より格段に増えているので戦えると思います」

「ルーガ帝国へ行けばセンベーさんに会うと思いますが、何か手紙とか渡しますか?」


『いや、センベーさんも俺もそういう事は恥ずかしいし面倒だと思う方だから止めとく(笑)センベーさんが困ってたら、マンジュウさんに俺への手紙を渡すと思う、それは受け取って欲しいけど、元気です。とかの近況報告の手紙はいらないよ』

『マンジュウさんが会って、センベーさんに俺の話をしておいてくれたらそれでいいよ、ありがとう』

2度ほどセンベーさんへ、お金は送ってある、お互いに言葉は恥ずかしい。


ダンジョン攻略は大事だからするけど、同時に人と物資の輸送も大事だ。

人が集団で消えているのに、特に慌てず対処してる俺は異世界に染まってしまっているな。


マンジュウさん

「アイスさん!ダンジョンの外で魔石を割ったら増えない」


ゲートの中やダンジョンの中で、魔石を割ったら増えたのに、ダンジョンの外で魔石を割って壊したら増えない。

検証が必要だけど、ダンジョンコアにも応用出来るなら他の国にも情報共有したいな。


『プロトマト国からルーガ帝国への輸送はお前達に任せる、俺はダンジョン攻略と消えた兵士を探す』

『ダンジョンのゲートは8000以上残っている、時間が掛かるから外の事は任せたぞ』


ダンジョンのゲート探索は俺1人でする事になった。

俺しかクリア出来そうにないダンジョンだし、このまま放置するには色々と怪し過ぎるから時間は掛かるけどしょうがない。

地図は作成してあるので、迷う事は無い。


もう直ぐ冬になる、1ヶ月、いや全部のゲートへ入るのに下手すると2ヶ月以上掛かるかも。

時間は勿体無いが始めよう。


ダンジョンに戻った俺はゲートに入り、多分懐かしい思い出の場所で、思い出のキャラを即殺して次に行く。


日本で出会っている人が出てこないで、俺の記憶から創造されているのは非実在のキャラクターだけだ、、、俺らしいのかな

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