第17話 発展
ジャガイモ村に滞在してから3カ月以上が経った。
多分転移した時期は春か夏?
今は秋になるのか少し肌寒い。
その間に食料や物品を通販魔法から何度も出してる。
もう嘘を付かないで買って直ぐに渡してる
何で嘘をつこうと思ったんだろう。
この2カ月で俺の噂を聞いて来た転移日本人が沢山居住するようになった。
75人だった村人日本人は2000人を超えてるらしい。
現地の異世界人も500人ぐらい暮らし始めてる
食うに困らない、ここは素晴らしい村らしい。
エンジニアや職人の手に職を待つ人達に、言われた商品を渡してたら、
町には電気が使えるようになって一部の地域は下水道が作られた。
五十嵐村長は俺の負担が増えないよう細心の注意を払ってくれてる。
毎日必要な物資をメモ状にして渡してくるが、俺が2時間以上は働かないように注意してるようだ。
異世界言語を習得してきてる人達も増えてる。
俺もテキストを貰って覚えようとしてるけど全く身につかない。
単語は覚えても発音できない、文章はもっと難しい。
ジャガイモ村は余りにも大きな村になったので、
異世界の国の使節団も訪れるようになった。
ここいらは本来辺境の地域で農業をするのに適さない厳しい土地らしい。
税金も発展するまで免除されるような地域。
それなのに、今ではとんでもなく発展してる。
ここの領地を治めている異世界の国シャルパックはジャガイモ村を認める代わりに税金を納めろと通達してきた。
五十嵐村長は言われるままに食料や道具で税金を納めてたら、
毎月税金が増えていってると頭をかかえていた。
異世界の隣町ナルヒーとは歩いて1日という近い距離だけど、
初めは友好的だったのが今では警戒されるようになってる。
あちらは町といっても1000人もいない。
此方は来月には3000人を超えそうだ。
転移日本人は世界中にいるみたいでシャルパック国にもかなり住んでると分かった。
でも殆どが言語を喋れず皆んな貧困に喘いでるか奴隷にされてしまってる。
強力なスキルを持っていても魔力が低いと何も出来ない。
一部の転移日本人は魔力が上がっているみたいだけど、
何故増えたのか未だに理由が分からないので全員が増やせない状況が続いてる。
魔物を倒しても魔力はレベルは上がらない。
季節は冬になるんだと思う異世界に転移してから初めての雪を見た。
いつもは五十嵐村長だけが通販して欲しいメモを持ってくるんだけど、
その日は20人以上の人が神妙な顔で会いに来た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます