P.5
「 探す………っつっても、
この辺、なんもねぇからな………
………………ん”っ?
あれは……………………
“地下横断歩道” …………か。
……………中にいれば、
少しは寒さをしのげるかな………
……………よし、
決めた……………………
とりあえずっ…………
……………あそこに入ろう! 」
とにかく “寒さ” を………
しのぎたかった僕は………
『戯夜曼地下横断歩道』 ………
………の中へと入っていった。
〈 カツカツカツッ……… 〉
「 こんなトコ入ったの…………
は、初めてだな…………
……………ってか、
入り口のすぐ側(地上)に……
“横断歩道” ……があるってのに、
ここ(地下横断歩道)………
………なんであんだよっ??
なんの為に作られたんか………
うん……… 理解不能だな。
利用してるヤツなんて………
………今まで見た事ねぇしな。
それに……………
なんだか、薄気味悪ぃ………
く、蜘蛛の巣だらけだし………
暗ぇし……………
………………や、やっぱ、
帰ろっかなぁ~……………
…………いやいやいやっ!!
ダメだ!ダメだ!ダメだっ!!
それじゃ、単なる…………
“散歩” ………じゃないかっ!!
俺は “家出” をしたんだぞ!
…………………くっ、
は、腹をくくるか……………
今日は……………
ここ(戯夜曼地下横断歩道)で…
一夜を明かすしかないな…… 」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます