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P.3
「 ……………フッ、
分ぁ～～～ったよ…………
そんなに迷惑なら…………
出てってやるよっ…！！！ 」
《 おーーーっ！ 行け行けっ…！！
言っても聞かんよーなヤツはっ…
いてもいなくてもっ………
…………同じだっ！！！ 》
「 ……………くそぉぉぉ、
こんなウゼぇ家……………
二度と帰ってこねぇからな！！ 」
……………と、
この時、僕は……………
人生初の “家出” を決意した。
クビになった事や、親父の説教…
………ムシャクシャしていた。
完全に勢い任せの家出だった。
普段持ち歩いている…………
ボディーバッグひとつだけで、
宛もなく途方に暮れていた。
無心になり…………
しばらく歩いていると………
さっきまで脳内に分泌していた、
アドレナリン（親父と口論）が…
徐々になくなっていくのを感じた。
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