手さぐりで書くエッセイ

きと

小説を書いてきて思うこと

 趣味で小説を書いてきて、2年目になる。

 なんて思って、使っている執筆しっぴつサイトの履歴りれきを調べてみるとはじめて小説を投稿したのは、2021年。3年目だった。

 3年となると、中学や高校だともう卒業だし、大学生なら就職活動を始める準備をしなければならない。

 そう考えると、3年という時間は結構けっこう重たいように感じる。でも、人生100年時代だとか言われている現代だと、はやり短いのだろうか?

 そんなよく分からないことを考えながら、キーボードを打つ。

 このキーボード打つことで、多くの作品を生み出してきた。これだけ読むと、とても偉そうに聞こえるが、私の作品はそんな高尚こうしょうなものではない。

 3年という月日の中で、私自身は大した成長を遂げていない。中学生や高校生は、立派に成長している時間で、私は変わらなかった。

 変わらずにいるということは、いいことでもあり悪いことでもある。私は、自分が好きなのんびりとした作品を変わらずに届けていきたいと思っている。実際に、はじめて描いた作品である『シェアハウス四方山よもやま話』は大学生の女の子たちのゆるい話だ。そして、現在シリーズで投稿している『幽霊が出た!』も日常系のほっこりする話だ。

 変わらずにテーマをかけている、とは自分では思っているが、矛盾しているとも思う。

 なぜなら、私はどれも短編の1話完結であるものの、ホラー小説も書いているからだ。

 私のホラー小説は、私のネガティブな妄想が具現化したような作品たちだ。

「こんなことがあったら怖いな」というものを作品にしている。

 怖い妄想は、小説を書く前からよくあったことで、急に、怖い話が書きたいと思い立ったわけではない。ただ、妄想を皆さんとシェアする形になっただけである。

 そう考えると、私は前からあまり変わっていないのかもしれない。

 変わったことと言えば、小説を書き、誰かに読んでもらえるようになったことか。

 長々と書いてきたが、私はこれからものんびりと、ひっそりと物語を書いていく。

 いつか考えが変わって、「小説はいいや」となるまで、のんびりと、ひっそりと物語を書いていく。

 そうなるまで、お付き合いしていただけると幸いです。

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