異世界帰りの最強、迷宮が出た現代でも無双する

YuU

第1話

 ガシャーン!


 顔を洗いに公園に向かってた朝のこと…。


 俺はトラックに轢かれた。


 轢かれる直前に俺は目を閉じて衝撃が来るのを待った。しかし事故による衝撃はなく、音だけが脳に鳴り響いた。


 目を開けてみると、そこは東京では見ることの出来ない、緑の大自然が広がっていた。


———————


 トラック事故と異世界転移からおよそ10年。


「ようやくだ。ようやくこんな過酷な場所から帰れる…」


 俺は、こんな労働よりきつい場所から帰りたいから魔神を倒した。


 理由は、この魔神を倒すことで、手に入る聖遺物。これは、次元と次元を繋げる物。つまり、現代と異世界を繋ぐ物…と予想してる。


 あとは、これに残ってる魔力を込めるだけだ…。


 魔力を聖遺物に込めると周りが白く光り、目を閉じる。眩しくなくなり、目を見開くとそこは白い天井だった。


 ここどこだ?周りを見る限り…病室の中か…。懐かしいな。

 

 とりあえず、俺の予想は的中してたか。よかった。現代に帰れた。


「雨宮さーん、血圧測っていきますねー。って言っても、反応はないんだけどね…測ろ…」


 この看護師、独り言多いな…今テンション高いし、挨拶するか…


「おはようございます」


 あ、やべ。いつもよりテンション高めだったからか、笑顔というよりニチャァみたいな効果音が出るような顔になっちゃった。そのせいか、この人固まっちゃってるよ…恥ず。


「………せ、先生!!雨宮さんが目を覚ましました!!」


——————


 それから数日後、俺は退院した。

 

 俺が転移してから、約3年が過ぎていて、俺の知っている現代ではなかった。


 変わった点は1つ目、この世界にいくつもの迷宮というものができたというところ。2つ目、迷宮が出てくる少し前に才能がある人は、固有の能力を獲得しているところ。これを今では固有魔法という。3つ目、それらの適性のあった人は迷宮攻略をする迷宮攻略者という職業が出来ているところ。そして迷宮攻略者が迷宮攻略をエンタメ化したものを迷宮配信者という。


 …なんかここも異世界化してね?もしかして転移場所違った?


 とも思ったが住んでた家があったこと母校があることから違ってはなかった。


 後、俺の異世界での能力は残っていたかについては、結論から言うとスキルやステータスウィンドウやらは消滅してた。残っていたのは、異世界で鍛えた身体能力だけだった。


 ちなみに俺に固有魔法はなかったです。


 看護師の話によると、固有魔法を持つ人は口を揃えて、固有魔法を使えるようになると脳になにかが響くような音がするらしい。


 そんなことはどうでもいい。確かに戦闘は好きだ。ヒリヒリした戦いには快楽がある。でもそれよりも環境が過酷であるはずの迷宮の中には入りたくない。ソースは前いた異世界での経験。というか入れない。入るには迷宮攻略者の資格が必要だから。


 だから迷宮攻略なんてどうでもいい。それに俺は、例え何があったとしても…
























「働きたくない」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


読んでいただきありがとうございました!

久しぶりの執筆でしたので日本語がおかしい点がありましたら、ぜひコメントにて教えていただけるとありがたいです!

今後ともこの作品をよろしくお願いします!

忙しい日を除いて出来る限り毎日投稿します!




ちなみにこの戦闘狂の主人公の座右の銘は「働いたら負け」です。




















































 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る