第32話 1日警察署長もおっさんだ。

女子二人(内訳:おっさん1人)での共同生活が始まって数日経ち、今のところ順調にうまくやっている。朝起きると目の前に自分のバイクを見えるのはなんとも言えない気持ちになる。


そんな感じで過ごしている俺に仕事が舞い込んでくる。


一花が北海道ツーリングへ参加する為の条件として一花が担当する予定の仕事を手伝う事になっていたが、その第1弾が予定を前倒しで入ってきたのである。



大江戸湾岸警察署─


「んーでわー…本日ー1日署長をやってくれる事になりました。グラビアアイドルの結城ハルさんです。いってみようー!」


年配でダミ声、タラコ唇をした大江戸湾岸警察署の署長 和九 長乃介わく ちょうのすけの紹介で警察署前入り口広場に設置された朝礼台に俺が登る。


「皆さん初めまして、1日署長の結城ハルです。宜しくお願いします。」


マイクの前に立ちアイドルらしく笑顔で愛想を振りまくが女性警官達からは睨みを効かされ唾を地面に吐き捨てている。逮捕しちゃうぞ!というよりいてまうぞ!の雰囲気だ。


反対に男性警官からは大好評で皆、拍手で迎え入れてくれるが普段の勤務している真面目な顔が鼻の下を伸ばしゆるゆるになっている。


それもそのはずである、本来コレをやるのは一花の予定であったので一日署長で着用する女性警官の制服は用意されていたものだ。


本物の警官の制服という事もあり手配が間に合わなかった言われて仕方なく着てはいるが担当者の欲望にまみれた笑顔は忘れない。


今は夏服への衣替えの時期もあり半袖、スカートなのもあり少しでも力を入れると破れそうなくらいピチピチなのである。


特に胸のボタンが張力の限界まで引き延ばされていてやばい。ミニス〇ポリスというよりおっさん臭い例えだがムチムチポリスの様相である。


この事は絶対一花には内緒にしておく。


「なんとハルさんは16歳にしてバイクの免許を持っているそうなので交通安全で大事なポイントを語って頂きます。それではいってみようー!」


和九の癖のある語りで進行する、続けて俺が交通安全についてスピーチを始める。


「では私がバイク免許を取ってから心がけている事があります。」


「絶対にすり抜けをしない事!制限、法定速度を遵守する事!必ず曲がる際は目視確認をする事!最後に時間とゆとりをもって行動する事です!」


普段いつも守っている事を話していたつもりだが、警察官や一般見物人から拍手が沸き起こる。


「いやー16歳とは思えない交通安全の意識の高さですね。それでは運転中にやってはいけない事も…いってみようー!」


再びスピーチを求められる俺だがハルの入院した原因がスマホのながら運転もあり、それを思い出すとじわじわと怒りがこみ上げてくる。


「運転中にやってはいけない事はそれは…飲酒運転にスマホ操作のながら運転…。」


飲酒運転、ながら運転を止めましょうというセリフを笑顔で訴える予定だったが、俺の中のスイッチが入り飲酒運転、ながら運転に対する怒りが露わとなる。


「ただ一瞬の過ちで…取り返しのつかない事になるんだぞ!今現在も飲酒運転、ながら運転している奴は私がブッ〇す!」


「車やバイクは便利な乗り物じゃない!凶器だ!そう思って少しは真剣に運転しろっ!!」


「そもそも…モガモガ。」


ここでマネージャーの饗庭あえばが急いで朝礼台に上がり俺の口を塞ぎ壇上から引きずり下ろす。途中から豹変した俺のスピーチを聞いていた周りの警官、一般見学者が呆然としている。


その中で普段色々と溜まっていたのか涙を流しながら拍手している白バイ隊員達。


ある日を除き現在まで1日平均で1人以上は交通事故で死んでいる。


過去最高であった昭和45年度の交通事故死者数16,765人、日露戦争の激戦地203高地の戦死者は約15,400人、それだけ交通事故での死者は多いのである。


しかし統計を始めて53年後の2021年4月8日に全国の交通事故死者数が初めてゼロを達成できた。それも関係省庁や警察、の日々の努力の賜物でもある。


「で、ではハルさんのスピーチはここまでにしまして交通安全運動の一環として街中へ…いってみようー!」


朝礼台に署長の和九が登り、冷めた空気の人だかりを盛り上げようとするが少し微妙な空気になる。一部の人には気持ちが届いたのか、まばらだが拍手をしてくれた。


人気のあるグラドルが突然ブチ切れているのだ、周りの反応は当たり前である。


そんな俺は饗庭に連れられて警察署内の控室で頭を冷やしていた。


「ハルさん…理由はどうであれ、あれはやりすぎです。」


饗庭から説教をされてしまうが、どうしても生死に関わる話となると頭に血が上ってしまう。


俺が言ってもそう簡単に人が変わる事は無いが諦めきれないおっさんの悲しい性である。


「饗庭さん本当にごめん…。気を付けるよ。」


感情を制御しきれなかった未熟な自分に嫌気がさすが、その気持ちは置いておき饗庭と一緒に署長の和九や、関係者に謝罪を行い引き続き交通安全活動の為に街中へと移動する。



商店街アーケード通り─


商店街のアーケードに到着すると早速、交通安全のビラを手に持ち通行人へと手渡して行く。先ほどのスピーチとは裏腹に華やかに活動する仕草に関係者が驚いている。


小さなお友達からまでビラを渡して記念撮影なども行って仕事を全うする。


どこからか噂を聞いてきたのか比較的俺のファンっぽい人が多い気がする。距離感が近い近い…。


しばらく活動を続けていると一緒に行動していた警官全員の無線に連絡が入る。


ビラを配りながら様子を見ていたが皆、真剣な顔になり無線を聞いている。すると署長の和九が困った表情でコチラにやってくる。


「申し訳ない、今緊急無線が入って近くで立て籠もり事件が発生した様でして私もこれから署に戻って情報収集にあたります…。」


どうやら近くで立て籠もり事件が発生したらしい、俺の周りに居た警官達も一斉に現場へと急行している。そこで饗庭が署長の和九と今後の話をしている。


「ハルさん今日のお仕事はここで終わりです一度警察署に戻って着替えましょう。」


そういうと大きい通りに出てタクシーを探す饗庭。しかし、立て籠もり事件とは大きい事件ではないのか。ちょっと見てみたい。


ちらっと見ると饗庭がスマホでタクシーを手配しているのを見て俺は野次馬根性を出してしまう。


(少しだけ見に行くか…。)


一緒に付いてきた警官達に紛れてこっそりと一緒に現場へと向かう。



立て籠もり事件現場─


「犯人に告ぐ、人質を解放して大人しく投降しなさい。」


刑事らしき人物が犯人の説得を行っている。現場は信用金庫で受付カウンター近くで人質の女性職員が人質として取られている様だ。


「うるさいっ!早く車を持ってこい!」


顔をバラクラバに上下真っ黒なスウェットに黒のスニーカー、片手には拳銃らしきものを持っている。犯人が外に向って大きな声で叫ぶ。


現場を包囲している警察官に紛れて間近で様子を見るが、こんな事態は初めてである。


拳銃を持っているとの事で周囲にいた一般市民、TVカメラなどの報道陣は全員、信用金庫付近から退去させられ規制線が張られている。


今流行りの闇バイトだろうか、緊迫した中で犯人と警察との交渉が行われている。しかし、俺が1日署長で近くを練り歩いていたのが犯人にとって運の尽きだった。


逃げる暇が無かったのだろう、所轄の警官ほぼ全員が信用金庫を取り囲んでいる。


「こりゃ凄い事になってるな…後はプロに任せて帰るか。」


野次馬をして満足した俺が饗庭の元へ戻ろうとした時に、犯人からの要求が入る。


「腹が減ったぞ!…そこの女!食べ物を持ってこい!」


犯人が指定する先に俺が居る。俺が周りを見渡すが女性警官は俺だけだ。


「えっ…。えーっと…私でしょうか?」


俺が苦笑いをしながら犯人に確認してみる。


「そうだ!スケベな格好をしたお前だ!早くしないと人質がどうなってもいいのか!」


(スケベなのか俺は…。)


犯人と交渉をしていた赤島あかしまと名乗る若草色のモッズコートにスーツが似合うイケメン青年刑事が話掛けてくる。


「すまないが君、犯人に食べ物を持っていってくれないか。」


どうやら赤島は俺が普通の女性警官だと思って1日署長をやっている事を知らない様だ。


後に聞いた事だが署内では有名な堅物として知られ仕事以外には興味が無く、今日も早くから近くで他の事件の聞き込みをしていたらしい。


しかし周りの警察官達は俺の顔を全員知っている訳だが赤島は上司である事と犯人の要求である為、固唾を飲んでこちらを見守っている。


縦社会の生む歪な仕組みだろうか…誰か止めてくれ。


「大丈夫、僕が必ず助けるから。」


俺に白い歯を見せながら爽やかな笑顔で食料の入った袋を渡す赤島。俺は苦笑いしながら食料を受け取る、野次馬なんかした罰なのだろうか興奮気味の犯人に向って食料を運んでいく。


「なんでこうなった…。」



信用金庫内─


俺が恐る恐る信用金庫内に入っていくと逃げ遅れた女性職員が3人伏せていて、その横に犯人の男が拳銃を持って仁王立ちしている。


「…そこの机の上に食料を置け。」


俺が指示通りに机の上に食料を置くとそこから少し離れる。犯人は俺を警戒しながらも食料を取り出して食べ始める。


「で、では私はこれでー…。」


役目を終えた俺が外に戻ろうとすると犯人から制止される。


「ちょっと待て…お前を見ながら食事をしたい…コッチを向け。」


犯人の正面に立ち食事をとりながら俺を全身眺めている。俺をおか…まあおっさん臭い下ネタの冗談は止めておく。だが食事が良くすすんでいる余程腹が減っていたらしい。


「…お前、どこかで見た顔だな…。帽子を取ってみろ。」


仕方なく帽子を取り外すと束ねていた髪が下りていく。それを見ていた犯人が目を見開いて体を震わせる。


「グ、グラドルの…結城ハルさんですか!!」


「…は、はい、そうですが。」


「うっ…うわああああああ。」


そう確認すると犯人は突然泣き崩れる。状況が分からない俺はその場に立ち尽くす。


(えっ…なんだ…これ。)


しばらくして落ち着いた犯人が強盗をした経緯を話始める。


元々は飲食店を経営していたのだが例の病気が流行し始めて客足が遠のいていき、運転資金をヤミな金融会社から借りてぎりぎりの経営をしていた。


そうして飲食店は潰れてしまい巨額の借金だけが残り家族とも別れて返済に追われていたが限界が来た所で今回の強盗を思い付いた様だ。


その返済をしていた時に俺のグラビアを見てを貰ったとの事だ。


(おっさん時代にも良く耳にしていた事業失敗の典型的な内容だ…。)


「ハ、ハルさん俺はどうしたら…。」


「ふう…とりあえず私が残るから人質は全員解放してあげて下さい。」


そう言うと残っていた人質を全員外に送り出す、外からは警官達の歓声が上がっている。


「…よし、じゃあ後は借金だけど。ここに私の名前を出して電話すれば無料で相談にのってくれるから。」


プロダクションの顧問弁護士の電話番号のメモを渡す。社長の斎藤曰く『逆転の弁護士』として有名な人と聞いている。


法的に何か問題が発生した場合はすぐに連絡をする様に言われていた。


「お勤めが終わったら一からだけど、やり直す事はできるから。」


「な、何から何まで…俺は…俺って奴は…ああっ。」


緊張状態が長く続いたのか感情の起伏が大きく安定していない犯人。嬉しさと悲しさで涙を流して体を震わせている、もう少し落ち着いてから投降させた方が良いだろう。


『ブチブチブチッ!!』


大きい破れる音が部屋に響き渡る。限界に来ていた俺の胸のボタンが一気に3連続で飛んで行き、お胸がボロンと制服からはみ出てくる。


「うわっ、なんで今取れるんだよ。」


俺が直ぐに胸を隠すが、その様子を見ていた犯人の目の色が変わっていく。


「はあはあ…ハ、ハルちゃん…あんたがイケないんだ…。」


荒い息使いをしながら両手を左右に広げて今にも飛び掛かろうとしている。


「ま、待て!これ以上罪を重ねるな!話せばわかるっ!」


「い、いまは罪よりも肌を重ねたいっ!問答無用っ!!」


「誰が上手い事を言えと…ギャアアアアアアー!!」


犯人が俺に飛び掛かってくる、まさかここで貞操の危機を迎えると思わなかったが俺の長い脚を活かして、格闘技でいわゆるガードポジションでなんとか犯人を抑えている。


「しょ、正気に戻れーーーーー!」


「お、おぱ…おぱ…ぱぱぱぱ!!」


駄目だ犯人こいつ、完全に正気を失っている。映画のゾンビの様に俺の胸に手を伸ばしてくる。くそっ!力が野球部程では無いがそこそこ強い、この状態を維持するのも時間の問題である。


「くっ…犯人、すまないが眠ってくれ!」


犯人の俺の胸へと伸ばした腕を引くのと同時に両足を首にロックして総合格闘家の様に流れるように三角絞めが極まる。長い脚が犯人の頸動脈を絞め上げる。


「がっ…が…。」


しばらく絞めていると犯人の顔が紅潮していくと急に脱力していく、どうやら落ちた様だ。


まさかここで襲われるとは思わなかった。これでヤられていたら色々と大問題だった。


「はあはあ…俺ってスケベなのかな…。」


そう呟きながら気絶した犯人を横に寝かせてフラフラとしながら信用金庫の正面入り口まで歩いて行く。外の様子を見て報道陣が居ない事を確認したら赤島を手招きする。


赤島が拳銃を構えながらゆっくりとこちらに近寄ってくる。


「君っ、大丈夫か?犯人は?」


「はあはあ…大丈夫です、犯人はに応じて今は休んでいます。」


赤島が信用金庫内の様子を見ると犯人が横になっているのを確認する、すぐに犯人の物と思われる拳銃を布手袋を付けて手に取る。


「…これは玩具の拳銃か。」


この犯人は元々、人を撃つ気が無かった様だ。人は追い詰められ極限状態になると何をしでかすか分からない生き物である。ただこの犯人には人の心が残っていた様だ。最後のアレは除くが。


続けて寝ている犯人の両腕に手錠を取り付け、外で待機している警官を呼ぼうとする。


「あ、あの赤島刑事…。後でお返しするので上着を貸して貰っても。」


「…おっと、これは気付かずにすまない。」


俺の胸の開けた制服に裾が破れたスカートを見て、赤島が視線を逸らしながら上着のモッズコートを差し出す。


モッズコートを受け取り着用すると俺は犯人を確保する為に入って来た警官達と入れ替わりで外に飛び出す。規制線の外ではマネージャーの饗庭が俺の姿を探して困った様子だ。


「まったく、ハルさんってばどこに行ったの…。」


「饗庭さん…お待たせ…。」


「なんで…そんなにボロボロなんですか。」


饗庭が俺の姿を見て驚いているが、俺は野次馬をしていたら転んでしまったと誤魔化した。さすがにしてましたとは言えない。


その後は饗庭と一緒にタクシーで警察署まで戻り、着替えを終えて署長の和九へと挨拶に向かう。



大江戸湾岸警察署署長室─


「いやー今回は事件が発生したから中途半端に終わったけど、ハルくんの交通安全活動は本当に良かったよ。」


「いえ、こちらこそ良い経験をさせて頂きました。」


署長の和九の受けは概ね良かった様だ、俺も良い経験が出来た…もうしたくないが。


「しかし、立て籠もり事件というのは長時間に及ぶ事が多いんですがね、今回は数十分で終わったもんだから本部の人間も驚いてるんですよ。」


和九が立て籠もり事件の解決の早さに舌を巻いている。心当たりがあって少しドキドキしている。


署長の和九は警視庁本部との連絡、情報収集の為、警察署で待機していたので現場の状況は知らない。


「和九さん!!ウチの署にあんな優秀な女性警官が居るなら先に言って下さいよ!!」


事件現場から戻って来た赤島が署長室の扉を勢い良く開けると例の女性警官について聞いて来る。


「女性警官…?一体なんの話だ。」


「ほ…ほほほほ、赤島刑事と少しお話してきますねー。」


署長の和九が赤島に問い詰めようとしたので俺が慌てて赤島を連れて署長室の外へ引っ張りだす。


「いてて!強引な子だなー…まだ僕は和九さんに聞かないといけない事が。」


そう言って戻ろうとする赤島に借りたモッズコートを手渡す。


「これで…分かりましたか。」


「まさか…君が?」


赤島の顔から血の気が引いていく、やっと理解して貰えた様で一安心する。


もし1日署長のアイドルが立て籠もり事件に介入(三角絞め)して解決まで導いたと世間に広まれば警察の面子は丸つぶれ所では無く全壊だ。


そしてアイドルとして活動している俺も当然、命の危険な事に関わった事で社会的にも問題となる訳だ、特に未成年だから下手をすると仕事を斡旋している所属プロダクションにも影響が出る。


今回は少数の報道陣が規制線の外に出された事と短時間での解決により他の報道陣の準備が間に合わなかったのが幸いした。


お互いの不利益がある事を説明して赤島を納得させる。


「僕とした事が…すまないハルくんからそう言ってくれると非常に助かる。」


「いえ、お互い本分を全うしたいじゃないですか。」


赤島とこの話は無かったという約束を握手をして交わすと俺は現場に出ていた警官達に目をやる。


「現場のご活躍お疲れ様です、事件が早期解決したのは皆さんの努力あっての事です。」


笑っていない目をしながら現場に出ていた警官達1人1人に労いの言葉と握手をして回る。当然、俺が居た事は喋るなよという念を込めてだ。おっと力がつい入っちまう。


その様子を見た饗庭が仕事熱心な俺に感動をしているが俺は結構必死だ。


まあよっぽど赤島が嫌われていないのであればこの件を口にする奴は居まい。自分の食い扶持を潰す行為だからである。


(とりあえずなるようになるか…。)



後日、警視庁の関係者が信用金庫を訪れ現場検証の参考として防犯カメラで録画されている映像データを回収した。


映像データには俺の姿がほとんど映っていないが、犯人が誰かに襲いかかった後に気絶している所だけ映し出されている。


その後に赤島刑事が登場し事件を早期に解決した立役者として後に表舞台に立って行く。


ちなみに俺は借りていた制服をボロボロにした事で滅茶苦茶怒られた。正義の活動は人には理解され難いものである。

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