だいじょうぶなのかな

あさの

だいじょうぶなのかな

 だいじょうぶなのかな

 わたし、だいじょうぶかな

 つらいこともあるけれど

 たのしいこともあるけれど

 やっぱりつらいことのほうがおおいかも


 だいじょうぶなのかな

 わたし、だいじょうぶかな

 かなしいときにずっと

 なみだがとまらなくなるんだ

 おさないころきいていたのかしゅの

 うたがへんにこころにささる



 さかな、さかなさかな、さかな

 さかなみたいにおよげたら

 きもちがいいかしら

 こんなきぶんもすこしははれるかも


 あの子、あの子あの子、あの子

 あの子みたいにじょうずにわらえたら

 たのしいかしら

 こんななみだもながれてこないはず



 きもちがいいことと、夢と、いたいことと

 あまいおかしとすっぱいれもん

 そんなこととかでバランスをとって

 わたしはあしたもがっこうにいくし

 あさっても家族とでかけるわ



 でも、でもね

 ほんとうはなんにもしたくない

 ずっとねていたいの

 飼い猫と一緒に

 ひなたぼっこをして


 わたしずっと寝ていたら

 自分を傷つけたりしないわ

 だから許して

 ずっと寝ていたいの


 おやすみ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

だいじょうぶなのかな あさの @asanopanfuwa

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る