量を書けないなら、質を上げるしかない

 私は長編小説を書けないようだ。

 どうやら自分の限界点は、20〜30万文字だと気付いた。それ以上はもう限界らしい。

 勿論、歯を食いしばれば、もう少しは書ける。多分、私が制御できるのは——。


 50万文字が限界で、それ以上になると……執筆するのに3年間ぐらい掛かる気がします。


 そもそも論——。


 文字数20〜30万文字って——。

 漫画10冊分に匹敵するアイデア量を出しているわけなので、それは苦労するよねって。


 私は自分を中編•短編の才能はあるものの、長編向きの作家ではないと自覚している。

 というのも、私は執筆速度が遅いから。

 早いときは早いけど、遅いときは遅い。

 執筆が一度止まると、ずっと止まるから。


 だからこそ、作品の分量を最初から減らすという大胆な手を使うしかないのである。


 1話5000文字で50話完結——25万文字。

 これが私にとって、理想の数字かなと。

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