小説の魅力とは何なのか?

【小説の魅力とは何なのか?】


 創作界隈では、この手の話がよく上がるのだが、私はこの話題の結論を出しますね。


 作家側のメリット


①創作コスト

②キャラクターの細かい心理描写

(文章媒体特有の独特な表現技法)

③読者の想像に任せることができる


 読者側のメリット


①生産速度が早い

②文章媒体だけでしか味わえない世界

③自分の想像で読めるから、気楽である


◇◆◇◆◇◆


 小説媒体の素晴らしさってのは……。


(読者側としては)


 速読が可能な点だと思うんだよなぁ。

 言い方が悪いけど——。

 私は作家と世界観を共有する気は全くなくて、自分が想像する世界観に無理矢理作品を合わせる読み手なんだよなぁ(笑)


 例えば——。


 「学校」という単語があれば……。


 学校はコの字型で、吹き抜けの校舎。

 中庭には謎の噴水があるし、屋上にはパラソルがあって、謎の美少女が優雅にランチ。

 体育館の裏や西階段の踊り場には、性に乱れたカップルが出没。


 ぐらいまでを、想像することができる。


 他にも——。


 「駅前」と呼ばれたら……。


 物語の舞台に合わせて——。

 モンパルナス駅、東京駅、山手線、総武線、札幌駅、博多駅、サイアム駅などなど。

 想像できる余地は結構あるんだよなぁ。


 で、想像できるなら、その辺の文章は読む意味がないじゃない(笑)ていうか、自分の頭で楽しみたいから、わざわざ作家の余計な情報を入れる必要がないといいますか……。


 リンゴと書かれていれば——。

 赤く熟した美味しそうなリンゴというのが、頭の中で想像できるじゃない??

 だから、書き手の文章を読まなくてもいい部分だと認識できると思うんだよなぁー。


 参考書の解答に近いかもしれない。

 答えが合っている問題に対して、解説を読み込む必要はないと言いますか……。

 解説を読んでも、時間の無駄というか。

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