読者選考は本当に意味があるのか?

 学園ミステリ大賞の結果が昨日発表された。今回受賞した作品はサイト内では低ポイントと呼ばれる部類。中には、受賞時には★0だったものも含まれている。

 でも、編集部がピックアップして、読者選考を無事に突破して今に至るわけだが……。


 果たして、本当に読者選考は意味あるの?


◇◆◇◆◇◆


【読者選考が設けられた理由を考える】


 編集部とは全く異なる評価基準

(編集部が見落としていた才能の発掘)


 というのが、根本的な理由だと思います。

 ただし、大半の読者はスコッパー的な役割を果たしておらず、有名な作品や人気な作品しか読まない。

 この時点で破綻していると思うんだよな。


 そもそも論なんだけどさ。

 どんなに読者評価が高くても、編集部が選ばなければ受賞できないわけですし(´;ω;`)


 言い方悪いんだけどさー。

 全ての意向が編集部次第になっている時点で、読者選考の意味がないと思うんだけど。

 読者評価が高い作品は打診が来るはずなので、わざわざ読者選考が必要なのかとね。


◇◆◇◆◇◆


【本音】


 読者選考を設ける理由は——。


①応募期間中に一定の評価を集める力

②応募期間中に作品を完結させる力

③あまりにも増えた作品を選考せずに削れる


 こんな事情が垣間見えるんだよな。

 読者選考は名目上あるけど、実態は書き手側に問題があると思うんだよな。

 読者選考ありじゃないと、完結させた作品を全部応募する輩が現れるじゃない??

 で、WEBからの応募はそれが用意にできちゃうから、全員が全員それをやり始めると……。一人頭で10作とか20作とか……。


 うむ、それをやられると……。

 編集部側のコストがあまりにもかかる。

 モノは試しにの精神は大いに賛同したい気持ちはあるけど、「簡単に登録できるから」の理由でやられるとそれは困るよなって(笑)


◇◆◇◆◇◆


 真面目に語ると——。


 好きな題材はこだわってもいい。

 ただ、新作を書き続けることはやめたらあかんなぁと思いますね。


 相互の読み合いとかを見ていると——。

 小説家になりたい言うてる人たちが、全然小説書いてないんですよねー。ただ、条件に合った企画に参加して、読み合いしてるだけ。


 これって。

 ただのカードゲームやないかと思うんです。


 この企画参加者が喜ぶ作品を、自分の作品(手札)から出してるだけやないかとね。


 で、そうなったらあかんなぁと思うわ。

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