内容語と機能語

 英語学の書籍を読み漁ってたら——。

 面白い記述があったのでご紹介したい。


 内容語とは、その単語で意味をなすもの。

 機能語とは、文法的な機能をなすもの。


 簡単に説明すると——。


 I can play the piano.


訳「私はピアノを弾くことができる」


 でね——。


「play」と「piano」は内容語で。

「I」と「can」と「the」は機能語なの。


 もう一問いくと——。


 Mike was glad to hear the news.


訳「マイクはそのニュースを聞いて喜んだ」


内容語「Mike」「glad」「hear」「news」

機能語「was」「to」「the」


 で。


 この考え方が執筆術に生かせると思う。

 どう使えるのかと説明すると——。

 文章内に確たる内容語が存在しない限り、我々は文章を紡げないというお話である。


 もっと言えば——。


 文章の中に内容語が多いほど、その文章には情報量が詰まっていると言えるだろう。

 つまり——。

 上手い文章を書くには、内容語を増やし、機能語を減らせばいいのではないだろうか。


内容語「content word」

機能語「function word」

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