第6話さて…

 さて…どうするかと言いたいところなのだが、エッチしないと出られないという事はやっぱりしないと出られないだろうな…。


 そしてふと視線をルナに向けると…


「…何してんの、ルナ?」


「えっ!?だってこういう事だよね?」


“チラッ”


 ベッドの上ですでに素っ裸になり、俺を誘う様にM字開脚を披露するルナ。これはアレだな。ルナも十分エロフだったんだなと改めて思い知らされる事となった。


 まあ、エロフはさて置き…ルナは俺の彼女でもあるわけだからそんな格好を魅せられると当然燃えてくる訳で…


「ルナ〜〜〜っ!」


「あっ♡豊―っ んんっ〜〜〜 あんっ♡そ、そこは…私弱…いのっ…んあっ♡」






「さあ、みんなを助けに行くとしようか!」


「あのね、豊和君。張り切ってるところ非常に言いにくいんだけど…1回目で部屋のドアの鍵が開いた音してたからね?」


「言うな…ルナ」


「で、でも…事実…」


「ルナがエロフ…ゲフンゲフン…可愛過ぎるからいけないと思う」


「今エロフって言った!?言ったよね!?」


「おっ!あそこにドアがあるぞ!」


「か、可愛いって言ってくれたから…許してあげるけど…」


 俺とルナはあの恐ろしい罠?を掻い潜り見事部屋を脱出。部屋の外に出ると先程迄あった部屋は消え、ただの壁になった。


 部屋の外は一本道になっており、道なりに進むとドアが見えた。俺とルナは警戒しながらそのドアを開けると…


「こ、こら!?離れなさい!あんっ…コレ以上服を溶かしちゃ…駄目ぇ…」


 部屋の中に居たのはスライムらしきモノに着ている服を溶かされている元女神のメル。


 俺は思う。元がついてもその美貌は腐っても女神。異様な美しさ…いや、流石は女神と言った方が良いだろう。ところどころ見えそうで見えない絶妙な服の溶かされ加減…。そしてそんな美女神がドロドロのスライムだらけ…よく同人誌でそういうシチュエーションがあるが何故あるのか…その真理を見た気がする。


「ハッキリ言ってエロいし、最高…」


「ああ…うん…私も豊和君が言いたい事、思ってる事分かっちゃったよ…エロいね…」


「!? ちょっ、2人とも居るなら居るで助けてよね!?」


 俺とルナに気付いたメルが助けを求めてきた。まあ、助けるけどね。もう少し見ていたい欲求も…


「早くっ!?」


「あ、はい。ええと…ルナ」


「あ、うん。風よ―」


 “ビュオォォォォー”


 風の魔法でスライムだけを綺麗に剥がす様に吹き飛ばす。後に残ったのは勿論衣類が絶妙なラインで溶かされた美女神のメル…。


「大変な目にあったわ…」


「メル…ちょっとお尋ねしたいんだけど…危険はないんだよな?」


「えっ…ああ…うん。ないわよ」


「だよな」


「えっ?何で服を脱いでるの?」


「まあまあ…」


「ちょっ…ルナは何で壁を見つめてるのっ!?何か言いなさいよ!?そんで豊和はどこを触って…あっ♡ ああ〜〜〜っ♡」





 あのスライムは服を溶かすだけのスライムだった。メルに何事もなくて良かったよ…。


「そんなに良い表情をしながら言わないでくれる!?抜かずに5回もするなんて聞いてないんだけど!?」


「いや…メルが悪いと思う」


「私!?私が悪いのっ!?」


「と、豊和君が悪いと思うよ?私もついでに愛されたし」


「そうよねっ!?」


「いや…元を正せばメルがここを作った事が問題なんだ…」


「ちょっと!?それ言っちゃう!?た、確かに…それはそうだけど…」


「とにかく!次の部屋へ向かうとしよう。クルルとリアが心配だ…」


「「…そうだね」」


 俺達はスライム服溶かしの部屋を脱出。急ぎ次の部屋へと向かうのだった。

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