第20話 すべて消してしまいたい

 さて…


「わからない人にはわからない」のです。

 それに僕は特別扱いして欲しいわけでもありません。


 どうすればいいのかな…。

 悩みました…。


 さてさて…


 私はその後14年その会社に勤めました。

 休職のあとシステム室に7年いました。

 復帰し、いろいろなプロジェクトにも参加し、あるときは本社のアパレル事業部にも数か月一人で派遣されシステムメンテナンス、構築、CADの導入などもしていました。

 香港や深圳にも出張しました。


 使い勝手のいい会社員だったみたいです。

 あまり文句言わないし…


 二度と休職はしなかったです。

 すぐに退職にも解雇にもならなかったです。


 さてさてさて…


「わからない人にはわからない」のです。

 別にその人が悪いわけではありません。


 僕が自分で悩んでいるだけです。

 つらいです…


『自己嫌悪のループ』です…

 すべて消してしまいたい…

 そんな気持ちにもなりました。


 でもどうなの…

 これって…


 消しちゃうの…


 こんなことでそこまで考える…? 

 と思う人もいます。

 これも仕方ないことです。

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