十人十色
Raivi
十人十色 本編
古来、雨は人々にとって天の恵みだったらしい
しかしどうだ、今となっては俺にとっての天敵である。なんだ!!外出た時は晴れとったのに急に降り出しやがって!!しかも休日の日ピンポイントに振りやがって!!
自然に歯向かうとバチがあたるというので愚痴はこれくらいにしておくが、この通り俺は雨が嫌いである、学校の日の台風とかはすきだけど大雨は嫌いである、大雨警報だったら学校行かなきゃいけないんだよねぇ。同じだった人いる? 話逸れちゃったけどどんなものでも人にとって好きと嫌いに分かれるものだ。
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ピーマン好き??「嫌い〜!!だって苦いもんっ!!」「え〜??野菜炒めとか旨いよ!」
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蜘蛛好き?「嫌い!!気持ち悪い!!」「でもあいつ害虫食べてくれるんだぜ?いてくれた方が良くない?」「それでも嫌なの!!!」
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幽霊好き?「嫌い!!怖いもん〜!!」「お前幽霊なんかにビビってんの〜?平気平気〜!」
「馬鹿馬鹿しい、お化けなどいる訳がないでしょう、科学的に考えて......」
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なんか青鬼のオープニングみたいなやついたけどそれは置いといて、みんなが嫌いだと思うものだって違う人からしたら別の意見があって、
でも自分からしたらその価値観は賛成できないものであって、、、。人間はやっぱり欲深い生き物だから本能的には自分の価値観を知ってもらいたくて、理解して欲しいんだけど、社会性を帯びていくうちに今の関係が崩れていくのが怖くて、こんな人だったんだった思われるのが嫌で踏み出せずにいる人がたくさんいると思う。
自分を日常の中でありのままに表現できてる人ってどれだけいるんだろうか。どんな人でも多少は人と接する中でこの人はこう接していこうだったりして対応の差が出てきたりすると思うんだが、世の中には誰とも同じように自分の思うがままに接してくる人もいるんだろうか。
どちらかと言うと自分は昔、後者の人間だった。昔というのも自分が小学生くらいの頃だろうか、やんちゃな男であって誰にでも素の自分を出せるような人間だった。
だが中学生くらいだろうか、周りの視線とか、どう思われているのかとかを考えるようになり社会性を帯びていった。そのおかげで昔よりかはマシな人間だと思われるようにはなったが、まぁそれは取り繕っている自分であり、至る場所で嘘を吐いている自分である。
気にするなよ!!自分出して行けよ!!と優しい人は言ってくれるのであろう。だが中学生になり、自分を出せば嫌われてしまうことに気づいてしまったのである。
周りのノリ、というものがどうしても分からない。素の自分で接していたら話が噛み合わなかったり、そういう雰囲気じゃなくね?って顔をされて周りと馴染むことが出来なかった。
あとさっきも言ったように話が噛み合わないことがあると言っていたように、自分は口頭で説明されたことを整理することが極度に苦手であり、単純なコミュニケーションもあまり噛み合わないことが多かった。
中学生から自制しても多少素の自分が出たりして変な目で見られたり、なんだコイツって思われたり、っていってもどんだけやばいのかわかんないよね。ひとつ例あげるわ。
サッカー習ってたんだけど、試合しててほんとにボロクソに負けてて、7-0くらい?
そんでまた8点目決められそうになった時
「ビャァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」って発狂して注意そらそうとしてた。
なんでこんなこと書いてんの俺。
いや、ここではありのままのこと書いていこうと決めたんや、ビビんな俺。
そう、こんくらいやばかった、とりあえずマイペースで自分の世界でしか生きてなかったから他人の状況とか感情とか関係なく生きてた。
「ユニーク」「個性的」「十人十色」
肯定する言葉はいくらでもある。
それでも自分の世界にしか入り込めないやつを受け入れられる人なんてほとんどいなく、あまり人と深く関わることのない日々が続いた。
でも音楽と出会った。
個性が評価され、非現実が求められ、当時はそれが自分にとっての「逃げ場」になる。
かっこよくて可愛くて爽やかでセクシーで、
言葉では無い、歌、作品として自分を表現できる世界に心の底からわくわくした。
だから自分は音楽をひとつに絞りたくない。
「この人はこのジャンル」だって思われたくない。何でもがいい、何でもしたい。
可笑しい自分だから、ひどく頭の乏しい自分だから、誰よりも音楽が楽しいものだと感じた。
この先長い、50年60年続く未来の中、間違いなく自分はこれからも音楽を続ける。
みんな違う感覚をもって、違う価値観を持っ。
誰もがオリジナル、誰もがオンリーワン。
でも俺は、音楽で「十人十色」のひとりになるつもりは無い。「俺十色」がいい。
好き嫌い分かれるだろう、100人のうち99人に嫌われ、1人にまぁ別に嫌いではない。とそんな評価を受けるかもしれない。でもそれでいい。
この稚拙も稚拙な文章で表せれない何かを
俺はこれから、音楽で表現していくんだ。
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