私の隣の子は可愛い
ぷりん
第1話 間違えてない?
「朝霧先輩!好きです‼︎僕と付き合ってください!」
「はい⁈」
「付き合ってくれるんですか⁉︎」
「いや、そっちのはいじゃなくて…あの、自分で言うのもなんだけど、間違ってない?」
こんな吊り目で、男子より背が高くて、可愛げのない私を好きになる人なんていないだろうし。
どちらかといえば、女子にキャーキャー言われるタイプだし…
私の友達と間違えてるんじゃないのかな?
「間違えてないです!僕は
「う、うーん…」
困ったなぁ。本気みたいだし…
「じゃあ友達から始めてもらえませんか⁈」
「そ、それならまぁ…」
私は勢いに負けて頷いた。
「本当ですか⁈ありがとうございます!では、また教室に行ったりしますね‼︎」
彼はそう言って去って行った。
嵐みたいな子だったな。
でも、わざわざ校舎裏に呼び出してくれたから勇気もいっただろうし。
その想いを無碍にはできないからね。
それに、告白されるのって結構嬉しいものなんだって知ることもできた。
彼には感謝しなきゃかな。
「って、名前聞いてなかったー!」
次も来るって言ってたから、その時にちゃんと聞くことにしようかな—
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます