第45話 初めての冒険者仲間?



向こうの自己紹介が終わったので次はこちらだ。

何て言おうかな、これからもここで会うことになるのだから適当なことは言えないからな。


「私はヴォード オウガ21才魔法と剣とかを使います。ソロの冒険者で彼女いません。」


「・・・・・・・・・・・・・・・」


「ソ、ソンナコトキイテナイケド」


なんとも言えない空気になった。


「そこは笑うところだよ」


「ふふふふふふ」 「あははは」


なんか次は苦笑いされた。

こちらではあまりこういう冗談、常套句無いのかも。

なんか疲れた、別の話に変えようと。


「紅蓮の野バラってアメリアさんの髪の色から来てるんですか?」


「そうね、もちろんそれもあるけどミリアは炎の魔法が得意なのもあるかな」


ミリア「ミリアの魔法は凄い・・・」


「ミリアさんは火魔法がメインなんですね。私も少しは使えるけどまだまだレベル低いから」


「ヴォードは魔法も使えるんだって言ったけど剣とかっていてったけど剣以外も使えるの?」


「メインは剣だけど格闘も多少はできるし、槍や斧、弓、投擲何かもできるね。」


イネット「何それすごっ!万能じゃん」


ミリア「凄い」


アメリア「それならソロでも色々できるね。あっ、だからソロなのか」


「違うよ、冒険者になったのが昨日だし、この町に来たのも昨日だから、たんに知り合いがいないだけ」


アメリア 「えっ、昨日なの?」


「そうなんです、だから色々教えてね。みんなは冒険者生活長いの?」


アメリア「私は村を15才で出てきてこの町で冒険者になったのさ、今で8年かな。」


イネット「私も村から流れてきたの、村では父と共に狩人をしてたの冒険者としては3年。」


ミリア「僕は今2年目、それまでは別の町で暮らしてた」


ポアラ「私はこの年では短いのですが2年ですね。その前は教会の修道院で修行してましたの」


「私はこの年まで普通に街で色々な仕事してた18までは学生だったしね。生まれは他国の小さな田舎の村でこっちの事、疎いこともある」


ポアラ「18才まで学校に通ってらしたの、凄いですねこちらの国では貴族でも16才までなのに。」


「私のいた国では18才までは義務教育だったから」


アメリア「それに田舎の村生まれなのに街で学生してたのか?」


「あっ!そこは気にしないで。」


ミリア「人には色々知られたくないこともある、アメリアはそこら辺気にした方がいい」


アメリア「がーん、ミリアにそんな常識的なこと言われた、なにげにショック。」


ミリア「それは失礼だよ」


イネット「あははははは」 ポアラ「ふふふふ」


アメリア「ヴォードごめんね、気を使えなくて」


「いや、そこまでの事じゃないけど色々謎があるのだよ、いい男には。」


「「「「ふーん」」」」


ミリア「ヴォードはなかなか面白い」


アメリア「それでヴォードはソロのままいくのかい?もしよかったら、少し私達と組まない?あっみんなもいいよね?」


イネット「いいよ」


ポアラ「はい」


ミリア「僕もいいけど、アメリアそういうことも先に聞くのだよ」


アメリア「あっ!まぁ~いいじゃない細かいことは、それでどうする?」


「うーん。誘ってもらったのはありがたいけど、もうしばらくは1人でやってみるよ。」


アメリア「うん、わかったよ。また気が変わってこっちも状況変わらなかったらその時にでも。」


「うん、またここで会ったらその時は色々教えてくれると嬉しい。話し相手も欲しいから。いいかな?」


アメリア「いいよ。じゃ~またね。」


「「「またね。」」」


そうして彼女達は食堂をあとにした。

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