第42話 他の転生者ばなし 岩木山 宅造



俺は宮大工の棟梁の仕事に誇りを持っていた。

日本の文化を担う物の1つとしてだ。


中学を卒業しすぐに弟子入りをしそこから30年大工一筋でやってきた、嫁も貰い子供でき弟子も持った。


これからだと思ったのだが、全て失うことになった、向こうが失くなったわけではない、私が死んだのだ、この言い方はおかしいが、そうなのだから仕方ない。


神様の間違いにより亡くなったが、別世界で生き返れることになり、沢山の能力も貰えた、向こうで何がしたいかと聞かれたのでお城や砦が建てたいと言ったら、それらに有利なスキルを貰えた万能建築、大工工房、万能工具等だ。


こうして向こうでも大工として生きていけることになった。


和の建物を建てていいのかと聞いたら好きにしたらいいと言われた、これに関しては向こうで実際に見てから決める。


神様と話してて判ったのは、私が宮大工として神々に関する建物を建てていたのも好評価で、そのお陰で多めにスキルとかを貰えたらしい。


そして異世界へ今いる世界に飛ばされたのである。


こっちの世界アールラウートへ飛ばされた私はまず街の中をくまなく調べあげた、既存の建物や住民の生活様式、建物にたいしての予算等をだ。


職人ギルドや商人ギルドにも入ったそして各地を巡り新しきものに寛容な国タルトタタンその王都イスタンプールで、大工として生きてくことを決めた。


町外れに土地を買いスキル大工工房の力で一瞬にして立派な工房、いやっ工場を建てそして初めて奴隷と言う者達を購入した、初めは普通の町人を雇おうと思ったが、奴隷の方が新しき事をやらせるにしても言うことを聞かせやすいことが分かったからだ。


そして幼い奴隷や若い奴隷の将来の事を考えたら腕に職を覚えさせた方が良いと思ったからだ。


資金は神様から貰った物や各地で色々建築して稼いだものだ。


普通よりかなり早く立派に建てれるから仕事には困らなかった。


結論として、建てていく建物はこちらの雰囲気に合わながらも宮大工の技もいかせる和洋折中ならぬ和異世界折中の建物に落ち着いた。


こうして私の第2の人生は始まったのだ。

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