第8話 旅立ち




ここから第2の人生の旅が始まる!

ただ前を向いていくのみだ。

よしっ!行ってみよう!

自分に気合いを入れてみた。


そうでないと進めない、自分の知らない世界なんて・・・・・・

決めていた方向に向かって歩き出す。

探索を使いながら、取り敢えずの事を考えながら。


何かが出て来たら魔法と投擲小石で倒す、近くによられたら格闘で戦ってみるこんなところかな。

10分ほど歩いていたら探知に反応があった赤い点

すなわち敵です。


その方向を見ると確かに何か小さきものがいます。

戦う準備をして少し待っていたら角の生えた兎が近づいてきた。

鑑定

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

一角兎


角の生えたウサギ、


非常に弱い、魔物ランクF


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

そのまんまでした。

接近する前に


「ウィンドカッター」


で一発で首チョンパした。

生物を殺したけどなんの抵抗も無かった。

異世界に来た影響かもしれない、少し悲しかったがこれで良かったのだろう。


この世界は殺らなければ殺られるからな。

たぶんこれからも数えきれないくらい殺すことになるのだから、今しれておいて良かったのだろう。


だけど生活の糧に成ることの感謝は忘れないでおきたい。

一角兎の死体はどうしよう、ゲームとかだったら肉と毛皮とかに分かれてくれるのに、でもこれは現実だからそうはならなかった。


スキル解体1では道具が無ければ何も出来ないみたいただから そのままアイテムBOXに入れておくことにした。

一応首も! な~む~!


それからも少し歩いていたら、一角兎が数匹現れたが、全部問題なく倒せた。

歩いてるその間にも探知と鑑定していて癒し草や毒消し草、マナ草などがあった。


癒し草はポーションの、毒消し草は毒消し薬、マナ草はマナポーションの原料になるみたいだ。

後々使うかもしれないので見かけたら採集していった。


念のためステータスを見てみたらレベルが上がっていて2になっていた。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


【レベル】 2

HP640/160《+480》

MP232/160(+80)

筋力48

耐久48《+96》

魔力64(+32)

知力40(+40)

速さ40

器用さ96(+10)《+480》※器用富豪の効果により +288

運100《+900》


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ステータスはかなり上がっていたがスキルはどれも上がっていなかった。

少し休憩していたら、いきなり後ろから何者かに襲いかかられた、背中がかすかに痛かったがそれだけだった。


振り向くとそこには大きな狼[ウォルフ]がいた。

探知があっても間に合わないこともあるみたいだ、これからは気を付けようっと。


いきなりの事だがずいぶんと落ち着いていられるのはダメージが1しかなかったことが大きい。

でも少しむかついた、狼が更に噛みついてきたが、横にさっとよけて蹴りを入れたら一発で倒れた。


「アイテムBOX」 ・・・・・


そこから更に20分ほど歩いていたら遠くの方に壁らしき物が見えて来た。

どうやら町みたいだ。

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