21 テーマ:ファンタジー

これで作ってね:ファンタジー

主人公の過去:幸運:正位置

主人公の現在:公式:逆位置

援助者:理性:逆位置

主人公の近い未来:誓約:逆位置

敵対者:秩序:逆位置

結末:知恵:逆位置


 主人公は小さなころから魔力操作を行える天才であった。しかし、魔力によって身体強化などが使えるものの、魔法という形で外部への出力ができずにいた。

 ある日、村に悪魔(秩序・逆)が襲撃してきた。主人公は周囲の人間が目の前で失われていく中、持ち前の力で何とか生き残り、悪魔に復讐を誓う。(幸運・正)


 悪魔への復讐のため、保護された街で魔法騎士見習いとして過ごしていた。年月が経つうちに、魔法が使えない人間として、見下されるようになる。魔力操作も身体能力も騎士全体でトップレベルであるものの、魔法によって戦力外とみなされる、そんな中、見習いの合宿に悪魔が襲来する。

 見習い全体で戦っているうちに、主人公は不思議な感覚を得る。悪魔の使っている魔法の理がわかるのだ。理とは、どんな魔法を撃ってくるか、何処に撃とうとしているのかを理解できるもので、主人公は悪魔と互角の戦いができていた。

 そして、主人公が悪魔からの攻撃によりピンチになった瞬間、その悪魔が用いていた魔法と同じ魔法を使用して悪魔を倒す。

 悪魔を倒したものの、仇敵の魔法を使えるとして、他の騎士たちから迫害を受ける。主人公自身も復讐の対象となる悪魔の技術を使うことに嫌気がさす。(公式・逆)


 そんな中、主人公が滞在している街にも悪魔が襲撃してくる。これは主人公を狙ってやってきたものである。そこでも、主人公は悪魔の魔法や技術を真似し、何とか撃退に成功する。街を襲撃した理由を聞いても、魔王からの直々の命令である以外にわからない。

 実は、もともと主人公たち人間側が使っていた魔法は悪魔が使っている技術を転用したもの(理性・逆)を指しており、悪魔側はそれに気付き、人間に転用できないように暗号化を行っていた。それが、主人公に突破され、今の悪魔の技術がつかわれることになっていた。(誓約・逆)これを最大の危機とみなしていた魔王が主人公を危険人物として殺すように言われたのだ。


 主人公が重要な何かを握っているということが分かったため、主人公は対悪魔の研究に使われるようになる。悪魔の餌としておびき寄せに使用されたり、前線の悪魔を隠密で確認させ、使用する技術などを真似させるなどである。

 主人公は、最終的に、悪魔との対戦経験こそが自分が強くなる方法であると理解し、積極的に行動するようになる。そして、魔法自体を一から研究する。年月が経過し、主人公は魔法のルーツを知り、それを人間が使えるようにできることを確信する。その後、主人公は自身の持っている知識を”魔術”として布教し、悪魔との戦の戦況をひっくり返すことに成功する。


 主人公は復讐の相手である魔王と相対し、悪魔の技術と自身の研究を組み合わせた新たな魔術で勝利を得る。主人公は悪魔との戦に勝利した英雄として、一国を与えられる。

(36分)

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