世界史について

 某私のお友達の高校生作家さんがですね、世界史のエッセイを出していらしたので、私も少し書いてみようと思いました。


 皆様は地歴で何の教科を選びましたか?


 私は世界史を選びました。私はもともと歴史を学ぶのが好きで、小学生の時に配られた歴史の資料をぼろぼろにするくらい読みました。その他の地理、政治経済はちょっと計算が必要そうだから(学ぶこと自体は面白いんですけどね)、倫理はデカルトとか全然覚えられそうにないからという理由で却下したのですが、歴史に関しては日本史も世界史も好きだったので、どちらを選ぶかとても迷いました。


 母親に相談した結果、「あんたは国際系へ行きたいんだから世界史のほうがいいよ」と言われました。その後、日本史に古文が出ると知った(当時私はまだ古文が苦手だった)ので、世界史に決定しました。


 しかし、いやあ、歴史教科は辛かったですね! 

 いくら覚えようとしてもすぐ忘れていってしまう……特にギリシアあたりは。

 一問一答で覚えろとかよく言われますが、そんなの見ても寝るだけなので、私の場合、学校から配られた似たような問題集を解いてひたすら書くことに専念しました。


 あ、あと定期テスト! 地歴の定期テストは重要ですよ! 私は一般受験生だったので、定期テストなんてクソくらえって感じだったのですが、世界史だけはちゃんとやっていました。定期テストって範囲がちゃんと決まっているので、集中して勉強しやすいんですよ。模試とかだと全範囲復習しなければならないので、あんまり記憶に残らないので、定期テストはチャンスですね。一生残るようにそこで、うんとたくさん勉強してください! 他は放り投げていいので。


 といっても、ずっと暗記するだけでは、正直体を壊すだけになると私は思います。だから私の場合、基本はなるべく因果関係を意識しながら、覚えていくようにしました。



 例えばこんな感じです。世界史をやった人なら知っていると思いますが、フランク王国ってありますよね? 500~800年代にあったフランス、ドイツ、イタリアの祖先みたいな国です。その国の歴史を因果でまとめるとこうなります。


 クローヴィスがメロヴィング朝を作って、カトリックに改宗する(たしか地元のローマ人と仲良くするために)


 ↓


 当時とても盛り上がっていたイスラームのウマイヤ朝が、アフリカ、今のスペイン、ポルトガルがあるイベリア半島を経由して、フランスまで戦いに挑む(トゥール・ポワティエ間の戦い)。宰相のカール・マルテルとかいう人が追っ払う

(ちなみにウマイヤ朝はその後、後ウマイヤ朝という形でイベリア半島に残る)


 ↓


 教会:イスラーム怖いな……。お、カール一族強いやん。わしらを守らせるために、そいつらを新しい国王にしよ


 ↓


 カールの子供、ピピンとかいう人が国王になる。異民族を追っ払った後、お礼に教会(教皇)にラヴェンナ地方をあげる。


 ↓


 教会:よし、正式に教会を守る人という意味も込めて、カール一族皇帝にしよ。


 ↓


 嘘八百(800年)カール大帝ってことで、カールが皇帝になる



 どうですか? もう現役じゃないので、結構頭から記憶が抜け落ちているのと、かなり曖昧、というか雑に書いているので、ところどころ間違っていると思いますが、大学受験生はこれくらいの大雑把さでいいんだよ!というのが私の意見です。歴史家に見つかったら炎上しそうです。


 ここまで偉そうに言いましたが、世界史は最後まで足を引っ張っていました。共通テストでは一番点数が高かったのですが(なぜ)。ですから、自分で少しずつ、覚えやすい方法とかを探してみるといいと思います。


 地歴どれを選んだほうがいいかわからないという方もいらっしゃると思いますが、そこはシンプルに、どれが好きかで決めましょう。

 地歴は長い間付き合っていく教科なので、好きじゃないとやっていられません。友達がいるからその教科にするとか絶対にやめてくださいね?! 後悔しますからね?! 約束ですよ?!

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