第29話 秘密道具の名前は言えない
【おお、マインちゃんさっきより手際が良くなってる】
【ほんとうだ、すでに2つ目の花冠を】
【なぁ、オイラから見ると、あれは冠って長さじゃないんだけど】
【奇遇だな、自分の目でもちょっと冠サイズには見えない】
【は、は、は、だれが冠を作り直していると言った】
【確かにそうだな!マインちゃんは、きっと冠を作ってるわけじゃないんだよな?】
いや、たぶん花冠を作り直しているんだと思うけど。義姉ちゃん……。そんなに頭大きくないだろう?
【あ、首飾りになった】
【ほらマインちゃんの顔を見てみろよ、首飾りをはじめから作ったんだよって顔してるじゃないか】
【その前の一瞬驚いたような……いや、なんでもない】
【また、作り出したぞ?】
【今度こそリベンジできるといいな】
【だから今度こそ言うな!】
……義姉ちゃん、頼む。ちょっとコメント読んでる俺が恥ずかしくなってきた。
絶対、何も考えずに「うわー蓮華畑だ。そうだ花冠作ろう!」としか思ってないよね?
……そういえば、俺ができれば1時間くらいログインして欲しいと言ったから、時間をつぶすために?
そうか。俺のために義姉ちゃん……。
【やった!ついに花冠完成だ!】
【おめでとうマインちゃん!】
【さすが我らのマインちゃん!】
【完璧なサイズの花冠だ!】
【で、完璧なサイズの花冠をなぜ作った?】
【見てれば分かる】
見てても分からないと思うけど。
【花冠を載せて、失敗作は両手に持って歩き出したぞ】
【失敗作言うな!】
【あれにも意味があるはずなんだ!】
【あれにも意味があるはずなのか?】
【あれにも意味があったら驚く】
【あれにも意味があればあるときあれ】
【あれにも意味が……あっ!マインちゃんが!】
なにかにぶつかったように見えたけれどと思って心持ち画面に近づくと、マイクロドローンが角度を変えて映し出した。
【どこで〇ドアか?】
【いや、ペラペラすぎじゃん】
【どこで〇ドアじゃなくて、どっちか言えばかべ紙ハウ〇の方だろ?】
【ああ、壁にドアの絵の紙はると、部屋ができるやつな】
【なろう系でよくある、収納魔法の応用みたいなやつだろ】
【それは、かべ紙ハウ〇じゃなくてか〇紙収納庫ほ方だろ?】
【は?】
【ドラえも〇すげーな。もはや秘密道具がなろう系】
やたらと詳しいやつが混じってるな。……国民的アニメとはいえ、そこまで知る人珍しいんじゃないか?初めて聞いたよ。
【あ、マインちゃんがドアノブに手をかけた】
【ペラペラなのに、ドアノブつかめるんかよ!】
【あかないみたいだぞ?ノックしてる】
【ペラペラだけど、紙というよりは板?固そうだな】
初めて見るな。壁にないドア……ただのオブジェか?それとも本当に四次元にでも繋がってるのか?
【開いた】
【!】
【やばっ】
【あれって】
【2@0i459u】
【るりgpspずりがおだ】
嘘だろ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます