(妖精国)ゼノへ10の質問!

──リィグ通信出張版──


やっほー。今日はいつもと違って、こっちでみんなに質問してみたよ。

まずは僕のマスターから、行ってみようか。

(※この記事は、後日まとめたものだよ)



■まずは自己紹介をどうぞ。

ゼノ「え、自己紹介? ゼノ・ペンブレードです。ライアス王子の補佐官をしています」


──マスター、それじゃ硬いよ。もっと普通に喋って。あ、僕は星霊のリィグ。よろしくね。


ゼノ「お前が自己紹介してどうするよ」



■どんな性格ですか?

ゼノ「うーん……普通かな。自分ではよくわからないな」


──僕は明るいって、みんなに言われるかな。たまにミツバちゃん(※ライアス王子のお姉さん)辺りがさげすんだ目で見てくるんだけど、あれは何でなんだろう。でもいいよね、ああいうのも。


ゼノ「だから──って、もういいや……」



■得意なことを教えて

ゼノ「あー、薬作りかな」


──そうだね。今のところマスターの取り柄って、そこしか無いもんね。


ゼノ「…………」



■逆に苦手なものは?

ゼノ「リンゴ。前にペリード(※マスターの友達)が見舞いにアップルパイを持ってきた時は、殺意を覚えたな」


──僕は瘴……って、これネタバレになっちゃうか。折角だから答えたいところだけれど、まだ第二章更新されていないんもんね。



妖精国ユーハルドってどんなところ?

ゼノ「自然が豊かな国で、食いものとかがうまいよ。あと祭りなんかも結構あるな」


──ちなみに、ライアス王子が誘拐された時も、火のお祭りほうじょうさいが開催中だったよ。あちこちに篝火かがりびかれてて、夜も明るいんだ。



■補佐官の仕事って何をするの? ライアス王子とは仲良くやれてる?


ゼノ「仲良く……? いや、仲がいいも何も仕事だしな。あのひと表情とか変わんないから話もはずまないし、やりにくいことはやりにくいけど、仕事はそうだな。何も無いよ……」


──無いの?


ゼノ「無い。すごく暇」


──そっか。でもまぁ、忙しいよりはいいんじゃない? 



■ヒロインについてはどう思う?

ゼノ「え、ヒロイン……? って誰?」


──質問、攻めてきたね!

まぁ僕が聞いているんだけどさ。いまはまだ第一章だし、心の距離は遠いかな。マスターが声を掛けると逃げられちゃうし。


ゼノ「逃げ……? それってもしかしてリフィリア姫のことか?」


──さぁ? どうだろうねぇー。


■最後に読者へ向けてメッセージをどうぞ!


ゼノ「……いや、あのさ。読者ってなに? お前が記者の真似をしたいっていうから、付き合ってやってるんだけど──」


(※ここで何かに気づいたかのように、マスターの顔色が変わった)


ゼノ「まさか……本当に何かの調査かこれ?」


──うん。ライアス王子に提出するマスターの査定書だよ。


ゼノ「査……!?」


絶句するマスター。書類をひらりと見せる僕。あ、走ってどっか行っちゃった。ライアス王子のところに行ったのかなぁ。



はい。

そんなわけで、マスターへの質問は終わり。10個も聞けなかったね、ごめんね。


リィグ通信はどうだった?

次は気が向いたら、ライアス王子とフィーちゃんあたりにインタビューしてみようかな。


(リィグ通信出張版。記者リィグより)

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