リトの魔物飯シリーズ
「あらすじ。異世界に召喚された料理人リトが、フライパン一本で無双する話……って、なんだよこれ。随分と雑な説明だな」
さて、みんな。
この流れ。こいつのブログを見てくれたやつなら分かるよな?
そう、毎度恒例の丸投げカンペだよ。自分の宣伝は自分でしろってさ。
というわけで、改めて自己紹介だ。
俺の名前はリト。やたらと長いタイトルの主人公なんだが、面倒だから『リトの魔物飯シリーズ』で覚えてもらえると助かる。
内容はまぁ、魔物を倒して料理して食う、みたいな話だな。
ジャンルは一応グルメものでいいのか?
毎回遠野がプロットも立てずにノリで書いてるもんだから、設定なんかが曖昧で、正直かなりの手抜きだと俺は思っている。
だってさ。妖精国見たか?
笑っちまうくらい違うよな。
なんで俺の武器、フライパンなんだよ。設定、雑すぎんだろ!
「……って、まぁいいや。文句はあとで遠野に言うとして、次は召喚された料理人は(以下略)のあらすじか」
カンペをめくる俺。
「ある日女神に喚ばれた主人公。封印されしグルメな魔王を復活させ、魔王が持つS級肉(竜肉)を回収するよう、命じられる。逃げる
……これさ。
二重の意味で、フライパンを振るうって言いたいんだろうが、普通はフライパン武器には使わんから。せいぜい黒い奴が出た時に、ぶっ叩く程度だろ。
しかも、封印された魔王の復活とか、逃げる壁石とか。
設定ぶっ飛びすぎてて、誰もついてこれないと思うのは俺だけだろうか。
ちなみに見どころを言えとカンペには書いてあるんだが……悪い。まったく思いつかんから、次に行くぞ。
「続いて。睡眠から追放された料理人は(以下略)のあらすじ。異世界で店を開くことになったリト。店名が決まらず不眠症に。魔物飯シリーズ第二段!幻の睡魔スーピーを探して、今日も彼はフライパンで戦う!」
はい。これはあれだな。
遠野がひどい不眠症に悩まされて書いたやつだ。スーピーっていう、歌声を聴くと気絶するほど眠れる鳥がいるんだが、そいつを狩りに行かされた時の話だな。
崖に登ったり、谷底に落ちたり、とにかく大変だったことは覚えてる。
ここの見どころはやっぱりスーピーの可愛さかな。俺の肩に乗ってきて、頬ずりしながら、さえずる姿が一番の魅力だ。
まぁ、横で
「えーと、このシリーズの魅力。一人称なのでサクサク読みやすい。絶対に勝つスカッとバトル。たまに入るちょっといい話……」
そうだな。この辺が魅力といえば魅力になるのか。
「物語の雰囲気。ギャグに全振り!」
どこが?
言っておくが、
よって俺からはノーコメントだ。
「最後に登場人物……か」
すまん。これは流石に説明するのが手間だから、遠野から渡されたリストをみせることにするよ。はい、これカンペな。
──────〈登場人物〉───────
■米斗 理人(こめと りと)
主人公。オルハリコンのフライパンを愛用する19歳。
容姿、性格ともに普通。筆者の中でふわっとしたイメージなので、イラストが存在しない。本人はそのことを気にしている。
■フーディ
女神。ふわっとした設定の女神。
■チャトラー
茶トラ柄の猫耳少女。語尾が「みゃ」。存在自体がふわっとしている。
■ワイズ
始まりの村の村長。むかし賢者だったらしい。その辺ふわっとしている。
■ヴィッセル
自称勇者の元漁師。バッグボーンとかは、やっぱりふわっとしてる。
■スーピー(1/30スケール)
短編第2段に出てくる、眠りの魔物スーピーのヒナ。手乗りサイズ。
赤い羽に、額からは緑の毛が長く伸びている。リトのことを親だと思っているため、よく頬ずりしては、楽しそうに体を揺らす姿が可愛らしい。
歌声は一級品。聴いたら1秒で眠れます。
───────────────────
なるほど。
やっぱ適当だろこれ。流石の俺も悲しくなってきたんだが。
つーか、スーピーの設定。ここだけヤケに細かいのは何でなんだ? それにスーピーのやつ、俺のこと親だと思ってたのか……。
これは知らなかった。
と、いうわけだ。
俺による俺の宣伝はこれで終わり。最後に遠野からのメッセージを読んで、締めさせてもらうぞ。
「リトの魔物飯。たくさん笑っていただけたら嬉しいです。ぜひリトをよろしくお願いします!」
はいそれじゃ、リトの魔物飯シリーズ。
笑えるかは保障できないが、こいつなりに面白いものを考えた結果だ。
そこは大目に見てやってくれとしか言えないが、暇な時でいい。俺の話もよろしくな。
【1】召喚された料理人は、女神から魔王の肉が食べたいと言われ世界を救う↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330656623618475
【2】睡眠から追放された料理人は、幻の睡魔を探して今日もフライパンを振るう↓
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