第50話 未知の魔法
そうですか地上侵攻...
そう考えながら私は迷宮の部屋で考え事をしていた。なにせタートルナルは、私に貴重な情報をくれた、ダストン・カスト・マスラが入っている組織そして、あれらについての具体的な情報は入ってないけれどもしかしたらあれらの組織のどれかがあの迷宮の管理者かもしれないそう考えると早くあの町の迷宮を抑えておきたいところですね。
後やっておきたいのは、情報交換陣と言うものを使ってみたいというか情報取集にこれ程ピッタリな物も無いですからね。
そう考えながら私は、迷宮の底で一人考え事をしていると近接担当から報告が上がった。
「ご主人様かねてより教育していました半死鬼がある程度使える人材になってきました。」
「私からもご報告があります。
魔法担当が最低限の魔法を覚えましたが、まだ最低限ですのでこれからも教育が必要ですが」
「そうか分かったでは下がれ」
「「はっ了解しました」」
そうして半死鬼に下がらせてまた、私は思考の海へと沈んでいく。
「先ずは私が確認した魔力を地図に表してみましょうかね」
と言っても地図を買っていないので手書きですけどまぁとりあえず使うのならこれくらいで良いでしょうね。
それから外壁の丸円を描きそこに私が確認した地面を流れる魔力を書いてみると一部とはいえ魔法陣のようなものになった。
まぁ効果が分かるわけではないけど、私も魔法使いの端くれこれが魔法陣かどうかを知れる程度の能力はある。
それから一部引っかかって暫く地図を眺めてると下水道街が見えてきた。
「そうだ下水道街だ」
私が一回通った下水道街と魔力が通ってる場所が一致したのだ。
そこからは話が早い私が知りえる限りの下水道街を地図に書いていくと、ある程度の魔法陣が完成した、それでも一部分からないのは多分ある程度層を分けているから私の魔力感知に引っかからなかったのだと思う。
それから私は、この場所にある魔法に関する本を片っ端から読み込んで、これと一致する場所がないか調べた。
《新たにスキル<速読Lv1>を習得しました》
高速で一致するところを探してたゆえにスキルをまともに取得できていなかったがある程度絞ることが出来た。
儀式魔法
儀式魔法とは、ある程度の時間と資材を必要とするが自分でも扱えないレベルの魔法を使うときに重宝する魔法で、他にも魔法の効果自体を上げる事も出来るらしい。
まぁそれが分かっただけでどんな感じの魔法かは、さっぱり分からなかったが、本当にある程度は絞ることが出来た。
そして絞った結果分かった情報が儀式魔法には格があるらしく、どうやら私に起こった症状と一部の魔法陣から逆算したこどで分かった魔法の効果は、魂魄と肉体を乖離させる、信仰の剥奪となる。
前者は、肉体と魂魄を乖離させて対象だけを事実上殺す効果があり後者は、信仰を剥奪してなんやかんやする魔法らしい。
さすがに情報が古いのとここら辺の記述は、あれからレベルが上がった言語学Lv5では、分からずに前者もある程度予測を付けての考察でしかなかった。
多分ここらら辺は特殊な言語で書かれていて、それで言語学のスキルがギリギリ翻訳できたのがこの記述だと思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます