第21話 ダンジョン9
魔玉石の解体が終わりまたメイジを探しがてら探索していると後ろから来ているゾンビに気が付かずにそのまま火の弾丸を体に打ち込まれた。
その瞬間私はこれまで日に焼かれるのとはまったく違う感覚に驚きながらゾンビの攻撃から前の方向に倒れながら回避する。
そうしてゾンビが次の魔法の準備に手間取っている隙に体を前かがみにしたままで相手に突進してゾンビの頭を潰す。
そうするとゾンビは倒れてしまって倒せることが出来た。
「は~危なかったですよまったくそれにしてもやはり感知系と言うか探知的なスキルが手に入りませんかね今も魔法の先制攻撃を許してしまいましたし」
そう考えながら私は暫く見ていなかったステータスを閲覧する。
名前 アイシス・テルメシア
種族 純血ゾンビ
スキル
種族スキル
腐体Lv5.腐臭Lv1
戦闘スキル
殴打Lv3.体術Lv2.隠密Lv2.忍足Lv2.牙Lv1.爪Lv5.毒攻撃Lv1.奇襲Lv1.回避v1
汎用スキル
体力微回復Lv3.観察Lv10.鑑定Lv1.集中Lv3.目Lv5.運搬Lv1.精密動作Lv1
魔法スキル
魔力感知Lv5.魔力操作Lv5.魔力付与Lv1
生産スキル
採取Lv1.解体Lv2.加工Lv4.裁縫Lv1
耐性スキル
神聖脆弱Lv10.聖銀脆弱Lv10.陽光脆弱Lv8
スキルポイント 7
アビリティスキル
引っ掻くLv1.素材観察Lv5.部位観察Lv1.魔物観察Lv1
称号
<蛮勇者><称号保持者><真祖の血><迷宮発見者><陽光神の嫌悪><聖心天神の嫌悪><悪逆天神の加護><復活者>
かなり成長したけれどやはり探知系のスキルが無い事が危険ですよねこれから先今の様に奇襲を受けるかもしれませんしね。
魔力探知も実際他のゲームでは魔力を薄く延ばして探知とかいう芸当が出来ていますけど今の私には魔力を体外に安定して放出する術がありませんしね。
そう例えば魔力付与は魔力を物質に付与するというけどそれと体外に放出するのとはわけが違うからか未だに私は魔力を体外に放出するコツがつかみ切れていないから魔力による探知は実際後々は出来そうですけど今は全く出来ないんですよね。
そう考えながら私はスキル一覧を見て取得できそうなスキルが無いか調べてみると気配感知と言うこれだという便利スキルが出てきたけれど今の私は習得しようとは思っていない。
なぜかと言えばそれは消費するスキルポイントの量が10と大台に乗り物理的に取得できそうにないという事だった。
まぁ気配感知と名が付くなら文字通り気配を感知するスキルという事それならばと私は取り合えず第1層と第2層を隔てる階段の近くでそれっぽい座禅を組んで目を瞑りながら気配を感知してみるけれど元は唯の女子高生そんな風に気配を感知できる訳でも無くただ無為に時間を消費するしかなかった。
まぁ私自身普通の女子高生って事で気配探知とかが必要な環境ではなかったですけどこの分だとどんなに頑張っても気配探知を取得できそうにないなと若干諦め気質になっていた。
さすがにこのままここで時間を浪費するのは勿体ないし取り合えず気配探知は後々にして先ずは探索を開始して一刻も早い迷宮の完全クリアを目指したいところですね。
先ず戦闘力としては奇襲を活用すれば大体倒せるという事で探索を開始してみましょうかね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます