第15話 魔力3

魔力操作のおかげで牙のスキルの使いやすさが向上して若干ダメージ率も上がっている気がしてきた。そこまで考えて私の脳髄に一筋の考えが頭をよぎった。


その考えとはこの前は爪が脆すぎて直ぐに折れてしまったけどこの魔力操作を使ってかなりスキルが使いやすくなったことですし爪で相手を切り裂く事とかも出来るんじゃないかと思っていた。


それから早くゾンビを見つけて爪に魔力を通し引っ掻いてみると...。


《アイシスは新しく<爪Lv1>のアビリティスキル<引っ掻くLv1>を取得しました》


うんアビリティスキル?引っ掻くそんな感じで新しい単語の嵐で私は解体する為にゾンビの死体の足を持って一生懸命小屋に引っ張りながら歩いている。


その間ゾンビは私の強さを本質的に見抜いていたのかゾンビはこちらに近寄ってこずに遠巻きに見つめるだけだったから攻撃をされる事も無く小屋に帰れた。


それからゾンビを横目に鑑定でアビリティスキルと引っ掻くについて鑑定すると鑑定する事で目の前に現れるステータス画面には一切表示しておらず鑑定結果は普通のステータスしか出なかった。


それについてどこにあるんだろうと思いながら爪のスキルがどうたらこうたらと言っていたのを思い出して私は、爪のスキルを鑑定してみると新しい情報がでてきた。


爪・爪を伸ばし敵を攻撃するスキルだが魔力を流さねば本来の力は出ない

アビリティスキル

<引っ掻くLv1>


と新しく出てきた情報に書かれていた。そこから新しく出てきたアビリティスキルと引っ掻くを鑑定してみる。


アビリティスキル・特定の動作・行動等の条件を達成する事で取得できるスキル


引っ掻く・魔力を込めた爪で相手を引っ掻くスキル攻撃力はかなり低い。


と書かれていたそれについては今は便利なスキルだと思っておくことにする何せ今の私にはこのアビリティスキルを詳しく解析とかする時間はありませんからね。


そう考えながらゾンビの解体に向かうこの前は宝玉的な物は解体できたけれど全部が全部不明のオンパレードでそれで魔力感知を取得したことを思い出した。


それじゃあ新しく取得した魔力操作で目に魔力を集中させて観察のスキルを試してみる。


それからちょっとはうんともすんとも言わなかったけど数分したら新しくスキルを取得したとシステム音声が流れてきた。


《アイシスは新しくスキル<目Lv1>を取得しました》


という音声が流れてきたそれにつられて思わず思考がこれって爪や牙にも言える事じゃないかと若干スキルポイントを無駄に消費したと思ったけど思考を振り切り観察のスキルを試してみる。


《アイシスは新しく<観察Lv10>のアビリティスキル<素材観察Lv1>を取得しました》


これで確信するやっぱり観察は情報を得るスキルで鑑定は取得した情報を元に相手の情報を自分の記憶から引き出す系のスキルだと確信した。


新しく取得したアビリティスキルの影響でようやくこの不明祭りの物質の名前が分かった。


名前 ゾンビの魔玉石

分類 不明

品質 不明

説明 不明


相変わらずの不明祭りだけどようやくゾンビの魔玉石と言う名前だったことが分かったこれならもっとレベルを上げたら詳しい説明とかも見られるかもしれませんね。

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