ブロードウェイ・ブギウギ
ピエト・モンドリアン(1872-1944)の晩年の作、
「ブロードウェイ・ブギウギ」
https://kakuyomu.jp/users/sepstar/news/16817330665295218131
1942-43年、
127x123cm、MoMA New York
この作品はMoMA(現代美術館)、ニューヨークにあることもあり、特に有名です。
MoMAのサイトに行ってみたら、おもしろいことが書かれていました。
モンドリアンはオランダの人、彼がニューヨークに来たのは1940年、彼はジャズが流れるニューヨークの町がすぐに気に入り、この作品にとりかかったそうです。
この「ニューヨーク・ブギウギ」について、ジャズ・ピアニストがこんな解説をしていました。
「ブギウギ(Boogie Woogie)」というのは本来はブルースのこと。
ブギウギを演奏する時には、特に左手が肝心。左手が細かなところを表現し、右手がメインパートを。
モンドリアンの絵画にある小さなマスは左手で、大きなのは右手のパート。
小さなマスと大きなマスが、この白い部分をどうしようかと話し合っている。この絵は楽譜だ。
☆ ☆ ☆
ブギウギはクラシック音楽のルールに逆らった音楽ですが、そこが、人の心を打ちます。クラシックは美しいですが、それでは救われない人の魂を揺さぶりますよね。
モンドリアンも、古典的具象画から抜け出して、抽象画の世界に進み、いろいろ削り、かえってインパクトある世界を作り出しました。
そして、そう言われてみると、たしかに、この「ブロードウェイ・ブギウギ」には音楽を感じます。
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