第21話

 3人で楽しい楽しい食事を済ませるとお義母さんに2人でお風呂へ入るように促される。


 最初こそひなも恥ずかしがっていたがお義母さんの押しに負けて現在に至る。


 私はいつもひなを想い、ボディメイキングを欠かさず行っているため恥ずかしさは特にない。というかやっとひなに見せることができて嬉しいくらいだ。


 というわけで何も気にせず素早く脱いだ。


 ひなはというとまだ恥ずかしがっているようで、私の体をぼーっと見てはいるが脱ぐ気配は一向にない。


「ひな?脱がないの?」


 そう問いかけることでようやく慌てたように脱ぎ始める。ところが下着まで脱いでまだモジモジとし始める。


「あ、あやちゃん…見られてると脱ぎづらいよ…」

「おっと、ごめん」


 どうやら私が見ていたことが原因らしい。ひなの可愛らしい下着姿をもっと堪能していたかったが、先に浴室に入る。


 少しするとひなが入ってきたためひなを椅子に座らせる。


「ひな、洗ってあげるよ」

「え?い、いいよ!いいよ!」


 拒否するひなを上から抑え、洗い始める。ひなの髪は柔らかく、少しくせっ毛なのもまた可愛らしい。


 ひなの髪は泡立ちがよく、あっという間に泡に包まれる。


 シャンプーとトリートメントを終え、ついにボディソープを手につける。


「ちょ、ちょっと!流石に身体は自分で洗うって!」

「いいから、いいから」


 流石に身体は恥ずかしいのか腕で自分の身体を覆うようにしてガードしてくる。

 私は気にせずひなの背中に腕を滑らせ洗い進める。


 やがて背中を洗い終え、ひなの腕や脚を触り始める。

 ひなはもうパニックになりかけているようで私の手を払いのけるどころかより強く自分を抱きしめる。


「はい、洗い終えました。前は自分でやるよね?」

「へ?」


 ひなは絶対に前は洗わせてくれないだろうから洗える範囲は洗ってあげたかったのだ。


 しかしひなは全身を洗われると思っていたのだろう。

 ひなが許すならそうしたが、流石に私もそこまで強引じゃない。


「あっ、それとも前も洗って欲しかった?」

「〜〜〜〜っ!」


 いつか身体の隅々まで洗ってあげるからね♡

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る