第8話 直情
「重なるとどうなるって言うよ」
「君が僕のとこに来たとき叔父の夢を見たって言ったねあれは恐らく君の叔父のSOSだ」
「SOS?そんなこと有り得る訳?」
そう不安そうに僕をみつめる
「普通は有り得ないけど思いが通常よりも倍いやそれ以上だとありえるかもしれない」
「かも?」
「そう僕も経験がないんだ、家の書庫に残ってた書物に乗ってたんだ。ただ同時にそれ程の思いだと悪霊が近くによってくるんだ」
「なんで?」
「悪霊はふだんなんともない普通の霊の思いを食べるんだそれも霊だけじゃないけどね」
「ねえその悪霊と怨霊の違いってなんなの?」
「怨霊は悪霊の進化バージョンだとおもってればいいよ」
「そんなゲームじゃあるまいし」
「まあそうだね、怨霊はとりつかれたら間違いなく死ぬ、それも相当に苦しめられて」
「そうなんだ、怨霊ってそんなに恐ろしいんだ、じゃあそんなのがいるとやばいじゃん」
「そうだよでも都会にはさっきも言ったけど結界が張られてるから大丈夫だよ。で話しを戻すけど君の叔父がその怨霊になってる可能性があるんだ」
「そうなの」
そう不安そうな表情を浮かべてこちらを見てくる
「うん、今回の除霊に君を連れて来たのは少しでも二つの理由があってね」
「二つ?」
「そう一つは一つの現実を見てもらうため、もう一つは君の叔父か確かめてもらって一つの可野性を検証する」
「検証ってなに?」
「もし仮に君の叔父が怨霊になっていたとして君のといかけで怨霊から普通霊になるかもしれない」
「そうなんだ」
「怨霊は憎しみのかたまりだから当然とても苦しい状態にあるもし成仏させるならもちろん普通の霊となって成仏させるほうがいいからね」
そう淡々と現状を説明していくと目的地に着いたのでボタンを押してバスを降りる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます