涼詩

詩1 9月の花に似合う曇り

9月下旬の

紅曇り

光が金箔のように景色に浸って

しとやかに、水気を含んだ色彩


染まる木々に映えるように

空の君が色を変える

ふとしたときに

ちいさなよろこびを見つけられるように

そんなことでも

少しだけ嬉しくなる


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