第16話


 「何やってるんだ?カズ」


「あそこにさ、リア充がいるじゃん」

 カズがやって来る。


「いるね」


「だから、死ね死ねビームをしているんだよ」


「何それ?」


「このビームに打たれた物達は別れる!!」


「いや、カズほどのモテる奴がなにを」


「死ねー別れろー!!」


「なぁ、そんなに嫉妬するなら」


「違う、俺は嫉妬はして居ない!!ただ人が別れる瞬間が好きなだけだ!!」


性癖歪んでやがるぜ。


「三者もやろうぜ」


「良いよ」


俺は思った。カズは俺のことを大切にする友達で良かった。


 もしカズが本気を出したら、リア充の女の子を騙して、今頃何人か別れさせて居ただろう。


 「死ねー!!死ね、別れろ!!」


こう言う、半ネタみたいなのはいいが、俺が基本人傷付くことを嫌うことをカズはよく理解してくれている。


 だから、しっかり限度を守ってくれている。

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