第4話

さて、どうしようかな


とりあえず、周囲を確認して・・・まぁそんなにすぐに見つかる訳じゃないよな。おそらくどこかに小型カメラもあるのかも知れない。


 はぁ、本当はしたくないだけど


 電話する。


 「どうした??何かあったのか??」


「ごめん、やっぱり来てくれない?」


「わかったすぐに行く」


「ありがとう、ジュース追加でいいよ」


  そして、すぐにカズに来てもらった。


 「どうした?」


「予想通り一人はばっくれだっんだけど、ほら見て」


「居るな」


「変な噂とか立てられると困るし、頼むよ。」


「いやそれでなぜ俺を呼ぶ?」


「代わりに会って来て欲しいんだ」


「・・・それくらいはいいが・・・」


「・・・頼むよ」


「なぁもし万が一本当なら裏切ることになるぞ」


「そうだったら、カズにそのことを言うだけだよ。」


代わりに行ってもらった理由は色々あり、


 まず、もし万が一この状況を知られたらほぼの確実で悪用される。

①本当の告白の場合、絶対に学校中にネタにされる。俺程の嫌われ者だったらそれがほんの少しおちょくりでは済まないだろう。

②偽物だった場合、それが嘘こくをした情報が周る。別にそんなよくあるが最近は減っている。やるとしても、名前を書かずにばっくれのが基本になっている。理由は親友達が嫌ってるからである。そんな噂が周囲に流れると、親友達に同じような人間だと思われたくなくて、周囲がさけ、孤立することがある。(すでに数件あった) 


つまり、どっちみちアウトなのだ。


「でも、こんなやり方好きじゃないだろ?」

たまにこう言うことをするとカズは心配してくれる。


「・・・幾らさ、俺が虐めたとはいえ、あんなにボッチになる姿見たくないからさぁ」


「でもなぁ、それじゃいつまで経っても、友達は出来ないし、今回だってお前がばっくれた噂が広がる可能性もあるんだぞ。」


「そうだね、でもそんなことを考えてそうなら、広めないように頼んどいて、カズなら聞いてくれるから。」


「・・・」


「ごめんなぁー嫌なこと頼んで」


「本当だよ。ジュースじゃなくて奢りな」



 そして、カズが代わりに行ってくれた。


 


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