第6話 大都市の駅地下へ降りる恐怖 その2
あれは、ある大きな駅でのこと。
僕は東口から歩いて数分のところにあるビジネスホテルに泊まる予定で、その駅に降り立った。
予約を入れたホテルにはもう何度も泊っており、行き方にはなんの不安もない。
けれど……、それが慢心だったと気づくのは、あの事件の起きた後だった。
僕はいつものように駅の改札口を出て、東口の出口へ向かう。
一本道というわけではないが、案内も出ているので問題はない、はずが……。
僕の目に留まったのは、魅惑的なスイーツの並ぶショーケース。
それが、あまりにもおいしそうで、ついつい魔が差した。
長考の末、僕は夜食べるためにスイーツを購入し、満足して出口へ。
けれど、辿り着いたのは北口。
どうして、こうなった。
目的は東口なんだから外から歩いて行けば……って、そんなの大都市の駅では無理に決まっている。
仕方なく、また駅ナカを歩いて戻るも、何故かまた北口へ……。
謎である。
仕方なく、案内だよりに駅の改札口へ向かい、そこからまた同じ手順で進んで行き、例のスイーツ屋さんに着く。
そこで僕は気が付いた。
お店のショーケースはT字路の角を曲がるように続いており、レジはそちら側だ。
そして、そのまま歩いて行くと北口方面。
だったら、反対側は……。
そちらが東口方面へ向かう通路だった。
※ お詫び
場所はボカしているつもりですが、問題があるようなら教えていただけると助かります。
迷惑が掛かる前に削除したいと思いますので、申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
ちなみに、購入させていただいた品は、すっごく美味しかったです。
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