騙されて異世界に行かされます――異世界研修制度の闇と成り上がりの関係性――

主人公達(情報は追加予定)


三崎 燈彩


 本作のメイン主人公で物語の冒頭で幼馴染や家族に騙され異世界行きを決意する少年。基本的に優等生で自分の周りにいる人間には優しく結果的に騙されやすい。実は出会った時点で元勇者である快利に才能を見出されていた将来の英雄候補の一人。

 得物は剣全般だが任務で赴いた際になぜか存在していた謎の黒の大剣(実はとある武器のレプリカ)を愛用の武器として使用する事になる。全てに対して戦闘では凡庸かと思いきやWスーツ03の適応度が実は一人だけ次元が違うレベルで高い。王都決戦時では本来の限界を超えていた唯一の研修生だった。

 その後は王都の決戦時に一応の覚醒の兆しを見せた事と快利の目に留まった経緯からメルファとの婚約が成立し更にHOJYOのNCグループの宣伝など一気に顔が売れ出し異世界の顔になった。



田中 空住羅選琉アズラエル


 主人公の一人で半分ヤンキーの女子高生。クラスからは割と煙たがられているため欠席裁判で異世界に送られる事になってしまう。元々、高校に上がる前に天涯孤独で異世界行きも興味はそこまで無く流されそうになっていたが燈彩と出会った事で二人で戦い抜くのも悪く無いと密かに相棒認定されていた。

 得物は弓と短剣で圧倒的なスキルの使い手。研修生の中で最も凄まじいスキルの使い手だが基本能力が低く当初は生かし切れなかった。訓練とスーツの性能のお陰で王都決戦では限界以上の力を発揮するまでに至る。

 実は密かに四大公爵家の当主のダインに気に入られており、とある理由から何度も顔を合わせている。本人も男にここまで急接近されたのは初で外面は取り繕っているが内心は常に心臓が破裂しそうな程で憎からず思い合っている。



リチャード・シアーズ


 主人公の一人でアメリカから夢を求めてやって来た現代のアメリカンドリームを狙う青年。募集年齢ギリギリの19歳で27小隊最年長。実はアメリカ人では唯一、快利が弾かなかった青年。母国では異世界を信奉する変人扱いで故郷に残した恋人と家族を支えに研修を頑張っている。

 得物は槍が基本だが剣や他にも大柄な体格を生かし体術も鍛えるようになっている。スーツとの適応は三人の中で一番低いが実は魔力値が高いから親和性が取れていないだけで枷を付けられている状態になっている。

 実は内心で四人の中で一番実力が下なのを気にしており密かに特訓や魔法の特別講義も受けている努力家で、それが原因で恋人や家族に連絡が疎かになっている。



姫野 ソウガーナ


 主人公の一人で魔族と人間の間に生まれた少年で研修生では最年少の14歳。母の魔力と父の素質を受け継いだ少年だが父とは違い体力は無い。基本的には後衛の魔法使いタイプだが魔導槍を使えば魔術付与で接近戦も戦う事が出来る。

 実は過去に魔族領を追放された過去が有る。原因は人間と魔族のハーフだからで当時は忌み子で命を狙われたため魔王であるセリーナの判断で弟子の快利の元に家族ごと追放という形で逃がすしかなかったからである。

 だが結果的に島で元勇者やその子供たちと育つことで相対的に強くなり研修生では最年少でも上位の力を持って途中編入される事になった。王都決戦時には父の特性を一時的に発動させるほどの力を引き出すが体がついて行かずダウンしてしまう。

 その時の教訓を生かすために教官と朝の走り込みを始めているが未だに体力は付いていない。



本編

https://kakuyomu.jp/works/16817330650495944543

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