第八日
怖い。怖くて、怖くてたまらない。
私から音が閉じていく。
怖い、怖い。怖い、怖い。不安で、声もかすれてく。
私はもうすぐ止まってしまう。
例えていうなら、誰も知らない、砂漠でひとり、心臓がぴたりと止まって死んだよう。
私が死んでも死因は誰にもわからない。
砂漠のどこにも、誰もいないから。
私ひとりいなくなっても、気にもとめず、みんなは、明日へと進んでいくのでしょう。
辛酸なめて、時に楽しく、勝手きままに生きていく。しょせん、人とはそんなもの。
やたらと、詩的なオルゴール。
ゼンマイが切れて、ピタリと止まった。
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