13回 立花翔、激闘の後と配信後の影響 part2

パンチャーカンガルーとの激闘を終えカナの治療を受ける翔


「もう!すごく心配したんだからね!」


「悪かったけど、もう手当は十分・・・」


「うるさい!大人しくしてる!!」


大量の包帯でぐるぐる巻きにされている現状

明らかに過度な量だが、カナの気迫に押されされるがままだ


『ミイラみたいだなww』

『漫画でしか見られない光景だとおもってたww』

『どうやって帰るんだよww』


まあ、深層モンスターと魔法なしのガチンコファイトをやったんだ

甘んじて受けよう

あと


「お前も気が付いたようだな」


気を失っていたパンチャーカンガルーが目を開き

先程までの殺気だった雰囲気はなく、茫然と空を見ていた


死と隣り合わせな環境の中で生き、負けるということは死を意味する

生きる為、勝ち続けたのだか初めての負け

初めての感覚に理解がおいついていないようだ


「カナンさん、俺の道具使っていいからあいつも治療してくれ」


「え!?大丈夫なの?」


「大丈夫、心配ならブラッティウルフを連れて行ってくれ」


「わかった・・」


少し警戒しながらパンチャーカンガルーに近づくが、パンチャーカンガルーは目で確認するが何もしてこない

翔の怪我も酷いがパンチャーカンガルーの怪我も酷い


「そ、それじゃあ失礼しまーす・・・」


『wwww』

『めっちゃ怖いな・・・』


パンチャーカンガルーの治療を開始するが、暴れる様子もなく穏やかな目をしていた




「これでよしっと」


最後に星のシールを貼り治療完了

立ち上がり自分の身体の状態を確認するパンチャーカンガルー

異常もなく、カナの頭をポンポンと撫で立ち上がる


「モンスター相手にも子供扱いされた・・・」


『草www』

『カナンちゃんの子供っぽさはモンスター相手でも認識されるんやなぁwww』


落ち込むカナにポケットから小さめの指を出すタイプのグローブを渡す


「え?くれるの?」


「シュッ」


受け取ると背を向け階段に向かって歩き始める


「またやろうな」


返事はなかったが、右手を上げ階段を下りて行った


「さて、帰るか」


「うん!」






ーーーーーーーーーーー



001 名無しの筋肉信者

今回の配信もよかったな諸君


002 名無しの筋肉信者

筋肉信者になってて草ww


003 名無しの筋肉信者

あの配信を見たらこうなるのは必然だよなぁ?


004 名無しの筋肉信者

カメラ2台体制で合成疑惑もなくなったし、やはり筋肉は偉大


005 名無しの筋肉信者

つまり筋肉を育てれば

ダンジョンの下層まで戦わずに到達

アイアンボアの突進を受け止める

パンチャーカンガルーとボクシングで勝てる

というのか、最高だな!!


006 名無しの筋肉信者

筋肉でどうにかできるレベルじゃないんだよなぁ


007 名無しの筋肉信者

てかなんでこんな強いやつがFランクなんだ?意味がわからん


008 名無しの筋肉信者

ショウ自体がイレギュラーだからな、今頃ダンジョン省はてんやわんやだろうな


009 名無しの筋肉信者

正解、関係者だけどランクに対しての連絡が殺到してる


010 名無しの筋肉信者

乙ww


011 名無しの筋肉信者

日頃働いてないから自業自得だね!!


012 名無しの筋肉信者

働いてないのは上のバカどもなんだよなぁ


013 名無しの筋肉信者

てかパンチャーカンガルーと殴り合うのやべぇな、あれ魔法なしなんだろ?


014 名無しの筋肉信者

なんで冒険者とかやってんだろうな、ボクシングで世界取るほうが楽だろ


015 名無しの筋肉信者

むしろパンチャーカンガルー相手に殴り勝つやつに挑むやついるのか?


016 名無しの筋肉信者

無理そうやな、選手生命どころか命まで取られそう


017 名無しの筋肉信者

まあ、あの筋肉無双は見ててスカッとするから次の配信が楽しみやな

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