知りたがりの少女と謎の卵
kuro1231
第1話謎の卵
「こちらになります!」
「ありがとう」
買い物を終わらせた男が私の方に寄ってくる
「心菜」
「終わった?」
「買い物は終わったよ。待たせてすまないな」
この人は私の兄、真琴。高身長で顔もキリっとしている。将来のお嫁さんは可愛い人だろうな
「帰るぞ。母さんが待ってる」
「分かった」
ーーーーーー
お家に帰る
ーーーーーー
「?」
家に帰る途中、地面に卵が落ちているのを見つけた
ーーーーーー
卵に近づく
ーーーーーー
「触ったらダメ!」
「!」
触ろうとした時、警察?らしき人が大きな声を出して静止してきた
ーーーーーー
卵を触らない
ーーーーーー
「すまない。びっくりさせてしまったね。その卵は危ないから触ったらダメだよ」
「大丈夫か?」
「うん」
後ろにいた兄がこちらにまで走ってき、心配してくれた。ちょっぴり嬉しい
「これって、あれですか?」
「そうだ。お嬢ちゃんは知らないだろうから、お兄さんから教えてあげといてね」
警察?のおじちゃんは卵を、何かの箱に入れると急いで走って行った
「ごめん」
「謝らなくていい。そろそろお前にもあのことを教えてないといけないな」
兄は悲しそうな顔をしている。なんで?
ーーーーー
家に帰る
ーーーーー
「ただいま」
「ただいま」
「ハハハ!」
お母さんは消えたテレビを見て、笑っている。いつものこと
「心菜」
兄が私を呼ぶ
ーーーーー
兄の方に行く
ーーーーー
「あの卵は割れたら何かが出てくる。卵だ」
兄は早速卵の話を始める。少し辛そうだ
「何か?」
「何かだ。俺たちと同じ人が出てくるのか、化け物が出てくるか、分からない」
分からない
「その卵はどうやって出来るの?」
「赤ん坊の代わりに生まれる」
「?赤ちゃんの代わりにあの卵が出てくる?」
「そうだ」
分からない、分からない
「心菜。それ以上はダメだ」
分からない、分からない、知りたい知りたい知りたい!
「知りたい」
「心菜!」
少しの間静寂の時が流れる
「私この卵の正体を知りたい」
「!」
兄は凄く、凄く辛そうだ。だけど私は知りたい
「手伝ってやるよ」
「いいの!」
嬉しいな!嬉しいな!
ーーーーーーー
卵の正体を追う
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