運命の人 Person of destiny
@yuki9s
第1話 運命の人
1987年
村上春樹のノルーウェイの森が刊行され話題になった、この年
僕らは大学受験を控えていた。
当時は子供部屋にまでエアコンが設置されている家庭はまれだったし
地方公務員の親を持つ僕の家も同様だった
今ほど暑くはなかったとはいえ、
季節は夏で、エアコンがなければ暑いのは当然で
僕は、夏休みを図書館で過ごすことにした。
教育ママで口煩い母の監視を逃れる隠れ蓑には、
東大を目指すと公言していて
通っていた高校でも1,2位を争う成績の拓也がなってくれた。
そして、
その夏休みの1日目、
この日、僕は”運命の人”に出会うことになる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます