「福沢諭吉」が日本を救う 慶應義塾高等学校野球部・優勝の意義と意味 V.3.1
@MasatoHiraguri
第1話 はじめに
注:
本稿の内容は全て、私(平栗雅人)個人の考えであり、全ての文責は私・平栗雅人にあります。
本稿に関し、直接・間接的に慶應義塾高等学校野球部関係者、慶應義塾高校・大学卒業生に私が話を聞いた・話をしたことは一切ありません。
米映画「マネー・ボール」(2011年公開 2000年頃の実話を元に作られた映画)で、オークランド・アスレチックスという野球チ-ム内におけるドラフト会議の様子が再現される。
→ どこから、どんな有望選手を引っ張ってくるかを、数人のスカウターたち(野球選手を品定めする役目)が協議する。
会議のトップは、GM(ジェネラル・マネージャー)のビリー・ビーン。この野球チームの全権力者であり、彼の上には球団社長しかいない。
2001年末、3人のスター選手を他の球団に引き抜かれたアスレチックスにとって、この3人の穴埋めを早急に探し出さねばならない重要な会議だ。しかも、選手をスカウトする資金が1億2千万ドルというヤンキースのような金持ち球団と違い、アスレチックスは球界随一の貧乏球団で、予算はわずか4千万ドル。ヤンキースの3分の1なのです。
ところが、7人の「プロフェッショナル・スカウター」たちは、くだらない世間話レベルの会話ばかりしている。
「○○はどうだ。」「デカいし、足も速くて才能もある」「見かけも良い」「打撃も良い。バットの芯で捉え、当たると快音が球場に響く。」「しかし、生意気だ。」「彼女がブスだ。」等々。
こんな話にウンザリしたビリーは、ぶち切れる。
「あんたらプロだろう。だったらもっとマシな話(もっと科学的で論理的な調査・分析・解析・解説)ができないのか。」と。
しかし、スカウターたちは「今この部屋には、(大リーグの歴史100年に裏付けられた)経験と知恵(スカウターたち)がギッシリと詰まっている。もっと我々を信頼しろ。」と、ビリーに対し逆に圧力をかける。
<ビリー・ビーンーという人は、高校生の時、スタンフォード大学から奨学特待生として招聘されたくらいですから、野球と同じで学問もよくできる。しかし、スカウターの甘言に乗せられて大学進学を辞めプロ野球チーム(ニューヨーク・メッツ)に進んだ、という過去がある。>
昔ながらスタイルの、アスレチックスのスカウターたちに失望した彼は、エール大学経済学部卒で、野球選手を数学(統計学)で分析することを専門にする若者を自分で見つけ出し、彼を補佐役として有効活用することで、2002年「ヤンキースの4分の1の予算でヤンキースと同じ勝ち星を獲得する」という、当時の常識を破る偉業を達成した。
彼の使った手法とは、セイバー・メトリクスという、1970年代にアメリカで提唱された野球理論でしたが、それを現実のプロ野球チームで活用して大きな成果を収めたのは、彼(とそのスタッフ)が初めてでした。
ビリー(のアスレチックス)に啓発され、即座にセイバー・メトリクスを導入した名門ボストン・レッドソックスは、その2年後ワールドシリーズで優勝しました(全米一の野球チームとなった)。
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