エンディング
シーン⑧:ただいま!
GM:ではエンディング。君たちが決死…決死?の覚悟でシャドウナイトを倒したあと、君たちの視界は急に真っ白になる。
???:ごめんね。本当はこんなものじゃなくて、本物を見せてあげれれば良かったんだけど…
GM:声が聴こえた方に君たちが振り返ると、真っ白な空間の一角にだけ、巨大な…満開の桜が雄々しく咲き誇っていた…
???:美香を助けてくれてありがとう。暴走した桜の主を止めてくれてありがとう。大きくなった君たちの笑顔を見せてくれてありがとう…
GM:訥々と、呟いているのは、誰だったのか…ただただ君たちの胸には、目の前の誰かの沢山のありがとうが染み渡ってくるのがわかる…
???:桜の主は、悪い人と共に砕けてしまったけど…君たちのおかげで、この気持ちだけは取り返して貰えたから…そして、この気持ちを知ってくれたから…ありがとう。
桜:こっちこそ、世話になったな。あんたの思いも、誇りも、俺たちが受け継いで、そして誰かに繋いでいくから。ありがとう…お休み、桜の主。
GM:では君の返礼を受けて、目の前の誰かは笑って消えて行きます…君たちが再び桜の花嵐に包まれると、其処は元の桜の主の公園でした。君たちが白光に呑まれる前と違うと言えば、桜の主が無くなってしまい、しかし他の全ての桜が満開になり、一面の桜吹雪を月光が、街灯が優しく照らしている事だった。
美香:キレイ…
桜:あぁ、俺達の街だからな。
美遊:さ、ではそろそろ帰って夕飯にしましょうかぁ!
日和:んぅー!疲れたー!何か精のつくもの食べたいわね!
桜:俺も怒ったら腹減ったよ。肉食おうぜ肉。
美香:えぇ!?桜さっきバーガー食べてたじゃん!?
GM:少年たちは非日常の中で、今日もいつも通り家路につく。日常は平穏かで決まるのではなく、誰が隣に居るかで決まる。そう思わせてくれる程、彼らの表情は年頃の少年少女だった…
桜:あ、そうだ…忘れてた。
美香:うん?
桜:おかえり、美香。
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