薄幸の美少女の話

モブ子

第1話 今日も平穏な一日のはずだった

「あー、終わったー!」


今日は早く帰宅できる日。


確かに小学校教師になるのは夢ではあるけど、やっぱり勉強漬けだとちょっと疲れちゃうのも事実だよね。


久しぶりに道場によって身体を動かしてこようかなぁ?


「お姉さん、学校終わったの?遊ぼうよ!」


うん?ああ、ハルくんか。

近所の男子小学生で昔から私に懐いてくれてて可愛いんだよねぇ。


「いいよ、ハルくん。何して遊ぼっか。」


「うーん、格ゲーで対戦しよ!ウチに来て?」


格闘ゲームか、いいね。


「うん、良いよ。お姉さんに勝てるかな~?」



「お邪魔しまーす」


「あら、いらっしゃい。

ゆっくりしていって頂戴ね。」


「上がって上がって!

じゃ、僕の部屋行こ?」


まぁ、男の子とは言っても声変わり前の小学5年生だし、護身術も習ってるし大丈夫でしょ。


「うん。」

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