応援コメント

第9話 マウス音夜の静寂に一滴我はここにと誰に伝えん(短歌)」への応援コメント

  • 現代的な寂しさが、ある。率直な形で。

    水面に一雫の水が小さな波紋を広げるように、夜の空気をクリック音が伝わる。
    目の前のPCは国を超えて通信し続けているにも関わらず、作中主体は一人部屋にぽつねんといる。
    インターネットを通じてPCは常にどこかと繋がっているのだが、作中主体は誰とも繋がっていない。小さな波紋にしかならない。

    作者からの返信

     ご感想ありがとうございます。
     近年はSNSやメタバース等でデジタルでの繋がりが強化されていく一方ですが、やはり生身の付き合いとは違いますよね。
     古臭い考えかもしれませんが、デジタルが主世界になってしまうかもしれないと思うと少し寂しいですね。