電脳世界の異端児たち
alin
第0話 崩壊する日常
「そろそろ寝るかー!」
そう言って私はパソコンの電源を消して寝る体制になった。
私の名前は採崎伊緒。ゲームが大好きな高校一年生だ。
現在時刻は午前4時、とても女子高生が寝るような時間とは思えないと自分で思う。
ゲームをやっているとつい時間を忘れて気づいたら朝になっていることがとても多い。
4時から寝て7時に起きれば学校には間に合うと考えながらベットに入るとすぐに眠りについた。
「伊緒~はやくおきなー!」
母のとても大きな声が聞こえる。まだ眠いし動きたくないし学校も行きたくないが怒られるのでリビングへ行く。
「おはよー.....」
母に挨拶をし、学校の準備をする。8時ぐらいに家を出て、まだ慣れない通学路を歩いていく。
「今日も学校かー。台風とか直撃しないかな☆」
本音がつい漏れてしまった。誰にも聞かれてないよね.....
私は学校が嫌いだ。私みたいにゲームが好きな女の子が身近にいないせいで教室で読書をしている悲しい人になっている。
そして何より退屈だ。これが一番嫌いな理由だ。
学校でもゲームのことを考えてしまう。たまに話しかけてくれる人がいるが愛想笑いしかできない。
青春を捨ててゲームをしている私は普通とはかけ離れているのかもしれない。
放課後はいつも即帰宅するのだがお菓子が無くなっていたことを思い出してコンビニに買いに行った。
「ちょっと買いすぎたかな?」
満足した顔で歩いているとスマホの通知が鳴った。
母かな?と思い見てみると、匿名のメッセージが来ておりそこにはこう書かれていた。
「君は毎日が楽しい?もっと面白おかしく毎日を過ごしたくないかい?」
とても胡散臭い宗教の勧誘かと思ったが、メッセージの下にURLが貼られていた。
正直、今の毎日が楽しいとは思えない。ゲームをすることは楽しいがそれ以外のことに関心も興味もない。
であればやることは一つ。そう思いURLをタップした。
タップすると変なサイトに飛ばされ、そこには匿名メッセージの詳細がかかれていた。
「あなたはゲームを生きがいにし、ゲームに人生を捧げることができますか?そんなことができる人材を私は集めている。さっきのメッセージが来る条件は生粋のゲーマーであり私生活がゲーム中心のゲーム馬鹿にしか届かないようになっている。
その理由は日常生活をつまらないと感じている君たちを救うための救済措置を用意した。それはゲームやネットだけの世界、電脳世界の住人になってもらう!
電脳世界といっても本当にサイバースペースの中に入れるわけではないがね。AR(拡張現実)技術の応用で一つの都市を丸々電脳世界のように作り上げたのさ。この世界ではインターネットを使う事なら何でもできるし、日常生活にゲームが隣り合わせの世界だ。もし興味があったら各都道府県の地下鉄の終電後に迎えがくる。いつでも大歓迎だ。」
とても魅力的な話だ。こんなに面白そうなことに参加しないわけにはいかないよね!
ただ問題は母にこのことを伝えても「あらそうなの?いってらっしゃい!」とはいかないだろう。おそらくめちゃくちゃ怒られる。私はもうこれしかないと思った。
家に帰り自分の部屋の扉に紙を貼り付けた。内容はこんな感じ。
「人生を変えるためにしばらく旅に出ます。私のことは心配せずに待っていてください。」
自分でも無茶苦茶言ってることがわかる。馬鹿だとも思っている。だがそれ以上に自分は電脳世界というものに興味がある。
スマホなどの携帯できるものをもって私は駅に向かった。
「そろそろ終電かな......」
最後の電車に乗らないの人は思いの他いた。この人たちもおそらく私と同じゲームに魅入られた人たちなのだろう。
終電から少し経ち電車は意外にもすぐに来た。
ぱっと見は普通の電車だ。これから私の知らない世界に行くことができると思うととてもワクワクする。
ここまでが私の今までの人生である。
ここから先何があるか分からないことだらけだがゲームという土俵なら自身しかない。
新たなるゲーマー人生に幸あれ!!
*************************************************************************
あとがき
皆さんどうも初めまして。alinと申します。
この作品は超ど素人の私による自己満足作品です。
文章もまとまりがなく読みずらいしわかりにくい部分が多いと思いますが温かい目で見守ってもらえると幸いです。
これからの物語は今のところ二話ぐらいまでは大雑把に考えています。おそらく投稿頻度がそんなに早くなく、不定期なので気長にお待ちください。
最後まで読んでくれた方々ありがとうございます。
twitterなどもやっているので気になった方はぜひフォローしてください。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます